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トイレの行く末にイチモツの不安
これは男にしか分からない話。
ジェンダーに関する話題はかなり繊細に話さなくてはいけない現代において、小心者の僕がこんな書き出しをするのは相当な事である。
それでもこれは男にしか分からない。と思う。
なのでここで男性の声を代表して言わせていただく。
「男性トイレの小便器よ。お前がシャープになる必要はない。」
はい。言わせていただきました。
スッキリ。
全国津々浦々、どこのトイレにも共通して言えることだ。
ということは決してないが、確実に「おれって令和生まれでシャープだろ?」という顔をした小便器は増えてきている。
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トイレのくせに生意気だ。ということを言っているのではない。
実際に困ることがあるから声をあげているのである。
そう。各々が持っている懐刀が少し横を見るだけで丸見えなのだ。
どこ産で何年もので切れ味は如何程なのか。バレてしまうやもしれぬ。
大抵のことは気にしない私とて、バスターソードを見られてしまうのはいい気がしない。
そもそもシャープにする必要がない。
受け口は広いに越したことはない。
シャープにすることで飛び跳ねて掃除範囲が広がる可能性が高まるのではないか?大丈夫か?それでもまだ続けるか?
いや、別に清掃員のことを巻き込んでことを大きくしようとしているわけではなく。
実を言うと、そもそもこれまでの小便器も便器と便器の間に壁があるものなどは稀だった。だが、それでも問題は特になかった。
見られていい者は便器から距離をとれるし、見られたくない人は距離を詰めることで解決できていたのだ。
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「あぁ。もう終わりだよ。」
トイレの行く末を案じて落胆していた。
食事中もトイレのことを考えると食べ物が喉を通らなかった。
しかし、そこに一筋の光が差し込んだ。
「鉄壁」とでも呼ぼうか。
これで私のエクスカリバーが明るみになることはなくなり、トイレの未来は煌々と明るく照らされる。
そう思わされるトイレが現れた。
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横を見ても壁しかない。
トイレしている時にチラチラ見る方がそもそもおかしいのだが。
そしてこの写真のトイレ、オールドファッション×鉄壁の最強型ではないか。素晴らしい。
文頭で少しだけジェンダーについての話題に触れたが、「男性同士でもプライバシーはあるべきだ!」そう声を上げた先駆者がいたのであろう。
感謝を伝えさせてほしい。ありがとう。
スマートトイレが増えていくのと同じくらいの勢いで、この鉄壁トイレが増えていくことを切に願う。
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