
キモい文章書こうとしたら、俺の想像していた以上にのびのびと書けた
これまでの俺の文章感が根こそぎひっくり返された。
今まで色んな文章の書き方の本を読んでみたが、大体書かれていることは始めに結論を言うとか段落の分け方とかテクニック系の本ばっかで正直うんざりしていたが、かんそう著「書けないんじゃない、考えてないだけ。」はテクニックではなく魂を掴み取られるような熱を感じた。以降、本を読んでいる時の俺の中の仮想かんそうとの対話形式でお送りします。
かんそう「書けないんじゃない、考えていないだけ。」
俺「いやいや?考えますけど?分かりやすい文を書くために一生懸命考えてますけど?」
かんそう「文章に上手下手関係ないのです、文章に正解なんてないのです!」
俺「いやまぁそうかも知れませんけどね?でも好き勝手に書いて人に読まれるわけなくない?」
かんそう「恥ずかしさを捨てろ!心の中に秋元康を飼え!キモくなれぇぇ!」
俺「!?」
俺「い、いいのか!?ドラッグストアでカード払いが上手くいかなかった時にギャル店員から「もっと奥までさしこんでくださぁい」て言われて興奮したときの話とかしていいのかぁ?」
かんそう「キモいな。最高。」
俺「YEAH」
これは本の中のわずかな部分だけだけど、文章がキモくてもいいなんて俺の脳内にはなかった。読んでみて実際に俺が書いてみた文章がこれだ。
…………
ドラッグストアのギャル店員に興奮した話
近所のドラッグストアに無愛想なぱーてぃーちゃん信子のようなギャル店員がいる。いっつもレジにいて爪とか見て、接客する時もこちらの顔を一切見ない。ドMの俺には信子のレジに行くのが密かな楽しみになってた。支払いは必ずカード払いだ。
信子「お支払いどうされますかぁ?」
俺「あ、カードで」
信子「こちら入れてくださぁい」
俺(ここでわざとカードをずらす)
ピー(エラー音)
信子「もう一度、1番奥まで入れてくださぁい」
ビクビクビクン
俺のワンフォーオールが完全にフルカウル状態
ピピッ(支払完了)
信子「抜いてくださぁい」
こっちのセリフだよ
……………
キモすぎるな…ホントにいいのか?とはいえいつもよりイッキイキして書けたな。
書くことはこんなにも自由でこんなにもキモくていいんだと分からせられた。