お菓子の誘惑に勝てない子供は…
バレンタイン・ホワイドデーの季節は、お菓子の誘惑がたくさんありますね。
3歳の我が子は、ばーばやじーじからのお菓子攻撃に、親の防御も全く聞かずぶくぶく太ってきております(笑)。
心理学の分野では、マシュマロテストという有名な実験があります。
1960年代から1970年代にスタンフォード大学のウォルター氏が行った、子供の自制心と社会的将来性の関連性を調査したものです。
子供たちにマシュマロが置いてある部屋に入ってもらい、調査員から子供に「私はちょっと用がある。それは君にあげるけど、私が戻ってくるまでの間食べるのを我慢していたら、マシュマロをもうひとつあげる。私がいない間にそれを食べたら、ふたつ目はなしだよ」と伝えます。
子供が目先の誘惑に負けず将来の利益をとれるかどうかを確認し、さらにその子たちの将来を追った、という実験です。
予想される通り、マシュマロを我慢できた子供たちは18年後、SAT(大学進学適性試験。すごくざっくり言うと、以前の日本のセンター試験や1次試験と呼ばれるものと同様のもの。)で好成績をおさめました。
マシュマロを我慢出来なかった子との差も大きく、さらに、社会的成功をおさめるケースが多かったということです。
つまり、幼少期の自制心が将来の成功に繋がるという因果関係が証明された…というものだったのです。
ただ、実はこのマシュマロテストも最近覆っています。
同じデザイン(設計)の実験を行いつつ、今度は親の経済力も確認して調査を行ったところ、マシュマロを我慢できたかどうかより親の経済環境が良い方が将来性が良かった…という切ない結果が出てしまったのです。
結局、お金がある家庭の方が子供が将来成功する可能性が高いということなので、子供を将来成功させたいと考えるなら親がしっかり稼ぐことも大事な要素だということを頭に入れておく必要があります。
切ない話ではありますが、これは「今の仕事をとにかく頑張りましょう」ということではありません。
もちろん簡単ではありませんが、ひとつに投資という選択肢もあります。
これは、人が働いているところにお金を出して、利益が出たらそれを分配してもらう手段です。
これについては簡単にお話することではないので、詳しくは今度お話します。
投資の他にも、今の時代は、コストも少なくアイデアでお金が稼げる時代です。
ものづくりの時代は、製品を複製することにも大きな時間とお金がかかりました。
でも現代のIT分野では、アプリやソフトはコピーペーストで時間もお金もかからず複製できますよね。
すごいアイデアのアプリを作れば、良いITサービスを作れば、、、と夢も広がります。
わたし自身で言えば、当然投資もしていて、Kindle出版などもしています。
※Kindleはまったく売れていませんが(笑)
すぐに目が出ることなどレアケースです。
行動しながらアイデアが洗練されていくことも広がっていくこともありますので、いろいろなことに挑戦しています。
最近では、ローコードで使えるIoT機器などにも挑戦していて、新しい知識を知るたびに、おもしろい発見があります。
結局、本業以外の部分でも何か自分にできることはないか?と考えていくことがとても大事で、行動にも移しやすい時代になっているのでそれを利用しましょう、ということです。
さらに言えば、自分の得意なこと・不得意なことを明確にして得意なことを最大限活かして行動していくことが、結局は自分の子供のためにもなるし、最終的に社会のためになります。
昔ながらのお金儲けは汚いという金銭忌避の考え方から脱却し、家族のため、社会のためにもしっかりと稼げるように考え、行動していくことが大事ですね。