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ビジネスを料理にたとえると?

起業家は料理人

わたしは、ほとんど毎日何かしらのインプットをしています。
とくに、ながら聞きできるボイスメディアはインプットの宝庫
以前は少なかったメディアがどんどん増えてきて、いまでは日課の洗濯中や通勤中だけでは聞ききれないほどのお気に入りリストが増えてきています(笑)

そんななかで少し前からルーティーンに加わった"企業分析ハック"さんのVoicyで、以前こんな放送がありました。

「料理で言えば、フレームワーク(PEST分析や3C分析、カスタマージャーニーなど)は調理器具で、ビジネスモデル(事例)はレシピ」
※しっかり覚えているわけではないので言い方は違ったと思いますが…(笑)

要するにフレームワークは、そのとき必要なものを見極めて鍋なのかフライパンなのかを選んで使うもので、出来上がりの質は、調理器具ではなく調理者次第ということ
言ってしまえば、プロの調理人だったらバーベキュー会場のレンタルの鉄板でもすごい料理は作れてしまうだろうし、料理初心者がプロの調理器具を使ったってまったくおいしくない料理しかできないこともあるということ。

はじめは頭の中に「?」が生まれていましたが、言い得て妙とはこのことでしょうか。
次第に腹落ちしていく自分がいました。

レシピは再現可能か?

正直に言えば、まだ「ビジネスモデル(事例)はレシピ」という点ではまだ腹落ちしきれていないところもあります。
それは、レシピと同じように、成功したビジネスモデルを真似てまったく同じビジネスモデルを作っても成功することは少ないからです。

たとえば、いまからAmazonのビジネスモデルを日本ではじめて成功することはできるでしょうか?
すでにAmazonの提供エリアとなっている日本で、同じビジネスモデルをあとから作り始めることに将来性を感じる人は誰一人いないでしょう。

ただし、海外で成功したビジネスモデルを国内向けに少しアレンジして持ってくる…いわゆるタイムマシン経営は、中華のプロが作る麻婆豆腐のレシピを辛口が苦手の我が家に合うように少し甘口にアレンジして作るようなもので、おいしくできあがることだってあります。

深い理解ができているからこそ、わかりやすい例えができる

とにもかくにも、「頭がいい人は物事を深く理解できているからこそ例えがうまい」とはまさにこのこと。
細かい部分だけでなく、ビジネスの本質を理解されているからこそこのようなうまいたとえができるのだと思います。
フレームワークやビジネスモデルについて改めて考えるきっかけにもなって、自分なりにより深く理解が進みそうです。

自分なりには、いろいろなビジネスモデルを知ることで新しいビジネスを作るためのビジネス構築ステップが浮かび上がってきていますが、これは言わばいろいろなレシピを見て"おいしく料理ができる過程"を体系化しているにすぎません。
もっとレシピを見ることももちろん、いろいろな調理器具を知るだけでなく、調理器具の使い方も学んでいかなければいけないと気付かされたインプットでした。
そしてなにより、料理してみないといけませんね。

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