Ironman 70.3 Desaru coast レースレポート前編(トレーニング〜レース前日)
こんにちは。 40歳♂、製薬会社で新薬開発に勤しむ傍ら、Ironman世界選手権出場を夢見るトライアスリートです。お喋り怪獣(8歳娘)とGoing my way末っ子長男(4歳息子)の育児を楽しみ、食う・寝る・走る日常に幸せを感じています。このnoteでは、パパ・トライアスリート のトライアスロン 生活を中心に、自由気ままに書いていきたいと思います。
※ 娘ともども4月生でまた1歳、歳取りました。
2024シーズン目標(再掲)
前回の宮古島ストロングマンのレースレポートの繰り返しとなりますが、まずは今年の目標から。
40歳になる今年、ひとつの節目(なんの?)として、以前から憧れていたニュージーランドTaupoで12月に開催される、Ironman 70.3世界選手権のスロットを本気で目指してきました。
当初スロット獲得を狙っていた、6月の国内(東三河)および10月の台湾の2つのレースが、どちらもTaupoのスロット獲得に使えなくなり(中止&Taupoスロット無し)、急遽Ironman 70.3 Desaru coast(マレーシア)への出場を決断。
レース決定にあたっては、近距離で時差が少ないアジアを前提に、過去のリザルトからレースのレベルを予想して選択しました。実は、始めはトレーニング期間の確保を優先し、スロット付与期間最終盤の6月Subic bayにエントリーしたものの、空港からのアクセスも悪く不安を抱えていました。そんな中、IronmanアンバサダーのSam Sakaiさんも出場が表明し、比較的アクセスも楽でリゾート地でもあるDesaru coastでのレースがとても良さそうに思えてきたことから、急遽エントリーをトランスファー。トランスファーシステムの存在自体知らなかったので、今後も活用出来そうな学びも得ることが出来ました。
あとは、宮古島から一カ月という短スパンで調整しつつ、(家族にも迷惑をかけているので‥)どうにかこの一本で勝負を決める一心でトレーニングに励みました。果たして、宮古島での暑熱・距離耐性も活かし、運も味方に付けて、スロット獲得となるか!?
宮古島〜レース前日
トレーニング
宮古島からDesaru coastのレースまでは5週間。限られた期間で、故障しないギリギリのラインで更にもう一段積み上げる計画を立てました。目標は↓こんな感じで宮古島と比べてCTLを10上げること。
宮古島前日:73
宮古島レース後:82
Desaru coast前ピーク:90超え
Desaru coast前日:83
この目標をもとに、計画は以下の流れで組みました。今回も、宮古島前と同様、手書きノート(計画の確認)とTraining peaks(実績の確認)のハイブリッドで管理し、ほぼ想定通りに上手くトレーニングを積めました。今後も、重要なレースに向けては、このやり方を続けていこうと思います。
Training peaksのCTL予測を見ながら、ピーキングも考慮して、レースまでの週ごとの目標TSSを設定
過去のトレーニングでのTSSを参考に、設定した週ごとの目標TSSに合わせ、日割りのトレーニングメニューと想定TSSに変換
あとは適宜柔軟に調整しつつ、目標TSSを少し上回るイメージでトレーニングに打ち込む
通常なら1週間は丸っと休息するロング(宮古島)翌週も、うまくマネージして500TSS弱のトレーニングをこなし、その後の自信と弾みを付けられた気がします。その後、連休の家族旅行先でのトレランやレース前週の横浜トライアスロンでの最終刺激入れなど、期間を通じて高いモチベーションで取り組めました。
Desaru coast旅行記
【Day 0~1(5/16 Thu~17Fri):日本〜Desaru coast】
Desaru coastまではいくつかのルートが有りますが、今回私は、車移動を極力避ける為、シンガポールから海路(フェリー)でDesaru coast港まで行くルートにしました。
シンガポール(タナメラ港)〜Desaru coast港のフェリーは朝一本のみの為、羽田発のシンガポール航空深夜便でのフライトです。運よく非常口席で脚を伸ばせ、多少なり寝ることができました。機内食もまぁまぁ美味しかった(夜中に食わされたけど‥)。
朝5時頃にシンガポール空港に到着後、バイクをピックアップし、空港内でさくっとラクサを食べ、タクシーでタナメラ港に向かいます。シンガポールの空気は湿度でモワッとしましたが、早朝だったので然程暑くもなく、車窓から緑豊かで綺麗な街並みを見ているうちに到着。タナメラ港での手続きもスムーズで、フェリーも揺れず、90分の海路も仮眠しているうちにあっという間に、Desaru coastに到着しました。シンガポール、マレーシアと2回の入国手続きも有りましたが、どちらもデジタル化が進み、スムーズでストレスやトラブルも皆無。良き時代になりました。
今回、シンガポールからはバイクをそのまま積んでいる人も多く、シンガポール勤務になったら、近隣国のレースもそんな感じで出れるのか〜と羨ましかったです。
シャトルでホテルまで移動した後は、チェックインまでの間に早めの昼食・暑さ慣らしジョグ・そのままプールダイブを経て、部屋に移動後は直ぐにバイクを組み立てて軽くテストライド、選手登録・Expo散策と、ゆっくりしながらも段取りよく過ごします。全ては明日全力で休む為に。今回はOfficialのWestine hotelの隣にある、Hard rock hotelに滞在しました。一泊3万円程と、マレーシアの中では少し高めではあるものの、アクセスも良く、とても綺麗快適だったので、大正解でした。Hard rockという名前の通り、ホテルの至る所でロックな音楽が流れていて(なんと、プールの水の中も!)、リラックスしつつも程よくテンションが上がる空気が流れていました。食事に関しては、ホテルやその周辺のレストランは欧米食ばかりだったものの、ルームサービスでマレーシア料理をガッツリと堪能。ひと休みした後に、家族に電話し、早めに就寝。移動の疲れをしっかり取らねば。
【Day 2(5/18 Sat):レース前日】
寝つきはイマイチでしたが長時間ベットに入っていたので、体力は回復。この日は、少し暑さに体を慣らしつつも、とにかく体力温存する日。唯一のタスクとしては、朝のレーススタート時間に合わせて試泳に行くことと、午後バイク預託に行くのみ。今回は8年ぶりくらいのスイムスキンなので、その練習も兼ねて。スイム会場に着くと、前日開催の短距離カテゴリーが行われていた為、怒られない程度に一瞬だけ感触を確かめる程度で終了。よし、全然いけそうだ。
Desaru coastのレースは、Ironman 70.3カテゴリーの他、5150(ショート)やスプリント、Iron Kidsもあり、レース期間中はお祭りみたいな盛り上がりです。夕方見に行ったIron Kidsは、子供達以上に親が熱くなっていて、いつか自分も家族で一緒に出たいなと思いました。
昼食を済ませ、レース準備をし、Japaneseブリーフィングとバイク預託を済ませてタスク完了です。帰り際、関西から参加している夫婦とご一緒させていただき、とてもくつろいで過ごすことが出来ました。
夕食もさくっとパスタで済ませ、家族に電話し、8時過ぎには就寝。寝る前にチェックしたレース前日のCTLも、計画ドンピシャの83!あとは、しっかり寝て、明日はベストを尽くすのみ!