1ヶ月が経ちました

heyに転職してから1ヶ月が経ちました。ちょっと気持ちに余裕が出てきたので、1ヶ月経ってみての所感を残しておきたいなと思い、GW初日に書いてみます。

なにしてたのか

STORES.jpのプロダクトマネージャー(以下PM)として入社しました。まずは自己紹介したり、Slackのchannelを眺めたり、Qiitaを眺めたり、ドキュメントを眺めたりしていました。基本眺めてるだけだったかもしれません。笑

今までクライアントワークのプロジェクトマネージャーをしていたので、PMとして、サービス運用の経験が浅いまま入社をしました。なので、最初は不安8割、期待2割みたいな感じでした。

ナレッジが豊富

まず入社して驚いたのは、ナレッジの豊かさでした。heyはCoineyとSTORES.jpが統合して作られた会社ですが、この2つの事業以外にも新規事業もあります。これらの事業に関するドキュメントは基本的にオープンです。事業数字に関連するものはもちろん、経営会議の資料すらオープンなので、本当に驚きました。

この中で嬉しかったのは、他のPMが書いたドキュメントが参照し放題だったことです。例えばPRD(プロダクト要求仕様書)は、全然インターネットに落ちてない情報なので、それが見放題なのは贅沢すぎました。しかも書いた方は社内にいるので、ランチに誘って背景を聞いてみたり、やり方を参考にして自分も書いてみたり、ということもできました。

まっすぐなプロダクト愛

組織って、外から見ると問題がなさそうに見えて、中から見るとめちゃ問題だらけ、というものだと思っていました。heyでもそういうものだと思って、ある程度の覚悟は持っていたんですが、今のところめっちゃクリティカル!というものはなくって。

最初はちょっと粗探しっぽく見てたのですが、それも恥ずかしく感じるほど、まっすぐなプロダクト愛を持って仕事をしていることに気がつきました。

STORESではユーザーのことをストアオーナーと呼ぶのですが、このストアオーナーさんのことを好きなメンバーが本当に多いです。長く使ってくれるストアオーナーの名前はバイネームでもちろん覚えているし、それぞれのメンバーが好きなストアオーナーをイメージできている。

いろんな仕事の裏側に、ストアオーナーの抱える課題をなんとかしてあげたいという気持ちが見え隠れし、それが自然と共鳴していく感じがなんとも心地が良い。

また、僕も一度ストアオーナーさんの直接インタビューする機会を得て行ってきたのですが、予想以上にSTORESを使いこなしてくださっていて、まだ入社1週間ちょいなのに自然と嬉しい気持ちがこみ上げてきました。

リアルなユーザーさんに会うことは、クライアントワークではほぼなかったので、とても新鮮で、自分が働いている意味を自覚できた気がしました。

恥ずかしながら、僕はheyに入社するまでSTORESを使ったこともなかったのですが、こうして強く純粋な想いを持っている人たちの近くにいると、このプロダクトを本当に良くしよう、という気持ちになっていくのを感じます。

もっとユーザーのことを知って、ユーザーの可能性を広げるプロダクトを作っていきたい。こうやって素直に思えることが嬉しいです。エモいですね。

自分の役割を少し見出せた

前述したように、PMとしての経験はないので、BIツールで展開されているデータを見ても、正直「ナルホドね」とわかったふりはできず、「何書いてあるんだこれ・・」と思うレベルでした。

なんとなく数値が上がったり下がったりしていることはわかるものの、ではここからどんな考察が導けるか、という点で全くノーアイディアでした。
きっと、PMの経験がある人だったらすぐわかるんだろうな・・と悔しい思いをしています。

加えて、メンバーの皆さんが良いマインドを持っているので、当然プロダクトの改善もどんどん進みます。前職でやってきたようなスケジュール管理とか、アサイン管理とか、すでにそういうことはエンジニアの方ができていたりして、僕がやれることってなんだろう・・とも思う日もありました。

だからと言って孤独感を感じているかというと全くそうではなく、周りの方々が相談に乗ってくれたり、優しく教えてくれたりするので、とてもとても元気にやってます。
このおかげもあって、プロダクトへの解像度も上がってきて、自分ができそうなことも見えるようになってきました。まだまだ手探りですが、妥協せず、やれることは全力でやっていきたいという気持ち。

5月何していくか

目の前にある仕事をやっていくのですが、この仕事ももっとよくできるとは思っていて。特に議論の進め方はもっとよくできるなーと強く思うポイントです。

PMは、議論のためにメンバーを招集することがあるのですが、参加メンバーが多いほど、時間が長くなるほど、プロダクトとしては停滞するので、この議論をいかに効率的にして、目的を達成するかを考えるべきだと思ってます。

そう考えると、やはり準備が命で。
どれだけ情報の複雑性が排除されて、明確に論点が絞られていて・・というところが大事になってきます。

ここを突き詰めると、デザイン思考を身につけておいた方がよいのではと思っています。デザイン思考とは何かはこの記事を読んでもらうとして、僕が思うデザイン思考は「ユーザーを的確に捉え、網羅的に課題が洗い出され、それぞれに適切な解決策をデザインできること」と考えています。

STORESはみんなストアオーナーが大好きなんですが、その気持ちを受け取って、最適な方向を示していくことが自分の役割になっていくのかなぁと。

もしこのデザイン思考を身につけることができれば、よりその役割に近づいていける気がしています。なので、すぐ身につけられるものではないものの、5月はこの検証にあてられたらいいな〜と思っています。

最後に

4月振り返るとあっという間で、どんな成果が残せたかもわからないのですが、心地よく仕事ができたことは間違いない、と言えます。
プロダクトの改善を考えていたら、夜更かししてしまうこともあって、でもそれは仕事に囚われているのではなく、夢中になっているためであって、それはとても幸福感があることだなーと思っています。

5月もどうなることやらわからないですが、頑張っていきたいと思います!

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