プロダクトマネージャーとして3年目を迎えた
2回目のワクチンでボーッとしていたら、そういえばプロダクトマネージャーとして3年目を迎えていることを思い出しました。
自分の中での変化を感じているので、書き残しておこうと思います。
これまで
2012年からフロントエンドエンジニアから始まり、オフショア開発のプロジェクトマネージャー(以降PjM)を経て、2019年からヘイ株式会社でプロダクトマネージャー(以降PdM)をしています。
変化①: プロダクトマネジメントの思考が身についてきた
思い返せば入社当初は「プロダクトの全体を見て仕事をしているようにみえない」と言われたこともあり、プロダクトマネジメントが何なのかわかっていませんでした。
前職のPjMでよしとされていた価値観とPdMの価値観は似て非なるものであり、そのスイッチができてきたと自覚できるようになったのは2年くらいかかったと思います。
引用: プロジェクトマネジャーからプロダクトマネジャーへの転向に必要な3つの変化
自覚できるまではずっと苦しい、他のPdMと比べながら「自分はPdMとしてちゃんと仕事できているのか」と自問自答しては落ち込む、のようなことをしており、これがなくなり少しずつ自信を持てるようになったことは、この2年の中で大きな成長と言えると思います。
とはいっても、プロダクトマネジメントを極めることは何年・何十年もかかるようなことなので、これからも頑張っていこうと思います。
変化②: 自分の能力を発揮できる条件がわかってきた
普段寒い地域でトレーニングしている選手が暑い地域で成果を出すことが難しいように、能力を最大限発揮できる条件というのが誰しもあると思います。
僕は長らく自分のこの条件について考えないまま、きたものを何とか捌いて、自分の範囲以外の仕事も拾って・・ということをやってきたのですが、結果的に自分が不得意な環境でなんとか頑張ろうとする、ということになっていました。これは大変辛いものだったので、コーチングを通じてこの状況を打破できないかと考えました。
https://note.com/takumi/n/n2baf48c98278
2年近くのコーチングを経て結果としてわかったことは、自分は信頼関係の築かれた環境でしか能力を発揮できない、ということでした。自分を含めたチームのメンバーが相互に信頼できる関係の中で、初めて自分の職責を果たすことができます。
しかし信頼できる環境は勝手に落ちてくるものではないので、自分が信頼関係を築きにいくことを大事にしていきたいと思っています。
・初めて仕事するプロジェクトメンバーとはできるだけ1on1で互いを知る
・担当不明な仕事を率先してやる
・挨拶は元気にする
・オンラインMTGではカメラをONにして表情がわかるようにする… etc
逆に言えば、そうでない環境の場合は、やはりうまくいかず、思うような成果が出ないことになります。
今の職場では幸いにも、優秀なメンバーが多く、信頼のおける環境がありますが、今の職場のような環境は決して多くはないと思っています。例えば人間関係でのトラブルが多い環境下では自分はやっていけない気がしています。
なので、自分が特定条件下でしか頑張れない弱い存在であることを認めながら、その環境を維持する努力を続けていく、ということが自分にとってはとても重要なことだと考えています。
変化③: 市場について興味を持つようになってきた
最近の変化は、これから市場、特に小売ががどうなっていくのかを考えるのが面白いと感じていることです。
いやそれはPdMとして普通に考えるべきでしょ、と思うのですが、正直これまでは自分よりもっと詳しい人がいて、自分がそこまでがんばって市場についてキャッチアップする必要がない、と考えていました。
しかし時代はコロナによる大きな変革期を迎えました。未曾有の危機で、誰もこれからの市場について正解を持っていません。というか、これまでも正解を持っている人がいなかったのですが、それがこのコロナによってより鮮明になったと感じます。
これからはどれだけ多くの知識や知見を得て、未来を想像できるかが大事だと思います。この点において、いろんなレポートを読んで思考をして、それをプロダクトに組み込んでいけば、きっとユーザーにとって喜ばれるプロダクトを作れるだろうと思います。
最後に
これからもいろんなことを感じると思うので、たまにはこうやって記録に残していきたいと思います。がんばろー。