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高卒でワーホリの僕が海外で高校教師をしているわけ

①かんたんな自己紹介​

こんにちは。カナダバンクーバー在住の現役高校教師、梅木卓也です。

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高校卒業から、ワーホリ、海外で教員になるまでの遍歴を書いてみました。

高校卒業後はとくに何がしたいといったこともなく、それといって大学に進学するわけでもありませんでした。模索するなか、英会話に出会いました。科目としての英語は苦手だったんですが、コミュニケーションをとおして英語の楽しみを実感。がつがつ英会話していく中で、海外で自分の力を試したいなあと漠然と思うようになりました。特にお金もなかったので、選んだのはワーホリ。21歳にして初めての海外となりました。

バンクーバーで様々な仕事に挑戦する中、語学学校のプログラムで学童保育(デイケア)を経験。幼稚園から小学生、人種も文化も異なる子供たちと働くことに心を躍らせたことは昨日のことのように覚えています。縁あってそのデイケアで働かせてもらうことができ、就労ビザそして移民ビザ獲得と繋がります。

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2012年移民ビザ獲得あたりからカナダで生きていこうと決めました。自分の今までの経験で次のステップとなる仕事は何かと考えたとき、小学校から高校で養護教員(エデュケーショナル アシスタント)になろうと決意。一対一で様々な障害をもった生徒と働くなかで教えることの楽しみをおぼえていきます。

どうせ教えるなら自分の好きな科目、数学!コミュニティカレッジそして大学で学び、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)教育学部を卒業。2019年度より高校数学教員として働き出しました。

なかなかの紆余曲折ぶりですが、大切な出会いという点と点がつながり最初は細かった線の延長で今となってます。人生あきらめなければ、必ず道はつながると確信しています。

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②いま自分が取り組んでいること

もともと障害のある生徒と働いてきた経験もあって、より多くの生徒にいかに数学を理解して、そして楽しんでもらえるかと常に考えています。数学は文化を超えたな普遍的な学問という考えがありますが、たとえ行先は同じでも、そこに行きつく理解という道程は全然違います。一人一人の生徒がその理解という道程を構築していくその手助けができたとき、たまらなく生きがいを感じます。

そんなことを、養護教員をしながら、また大学で授業を受けながら考えていたので、数学のありがちな一方的な教え方には常に違和感がありました。先生の中でできあっがている理解の枠をそのまま生徒に渡しても伝わるはずがない。数学はどこまでも対話の中で受動的ではなく能動的に構築されていく学問。そんな確信を深めていきました。

数学教師として働き出して、その確信はさらに深まります。一定のペースで進んでいく授業。ついていける生徒とついていけない生徒。ついていけてもただ先生の真似事なので、理解はついてきません。そんななか、地元のサイモンフレイザー大学のリリオドール数学教育学教授が提唱された「考える授業」(Thinking Classrooms)に出会います。生徒がより深く考えられているかという視点に立って今までの教育の当たり前を検証。双方向的な授業の実現を可能にしました。

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2020年からはこの授業の形式を全クラスで採用。グループワークでコミュニケーションをとおして理解を深め、日々の授業は創造的でダイナミックなものとなりました。この授業形態をもとに、生徒参加型の授業と評価制度をさらに取り入れていこうと奮闘中です。

③これからどんなnoteを書いていくか

この9月からサイモンフレイザー大学の数学教育修士学科に進みます。現役の先生用に作られているコースで、たくさんの読み物をし、週一回のクラスで話し合い学びを深めていきます。

また同時に、今年から赴任する高校でBook Club(学習会)を始めます。先ほど紹介した「考える授業」(Thinking Classrooms)のベースになっている本(下記に紹介)をもとに1チャプターずつ読みながら実践と気づきを先生方と共有していけたらと思っています。

Building Thinking Classrooms in Mathematics 

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そういうことで、この9月から結構忙しそうですが、修士学科でのことや学習会での学びなど月一くらいでみなさんとnoteでシェアしていけたらと思っています。よろしくお願いします。




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