プロフェッショナルの条件を読んでみた①
働き方改革を勉強するため、「生産性の向上」を調べてみよう!ってことで、まずはためになる本はないかな…ってことで探していると、この本が見つかりました。
図書館で借りられたので、読んでみました。
結果的には、自己実現の方法を示すもので、組織の生産性の向上を示すものではないので、思っていたのとは違っていましたが…とても勉強になりました。(タイトルに【自己実現編】って書いてあるので、そもそも、そういう本ですけどね(笑))
図書館に返す前に、またメモのつもりで概要をまとめます。
今回は、特に参考になったことをパートを含めて抜粋します。
part3 自らをマネジメントする
私の人生を変えた七つの経験
ここでは、ドラッカーが経験したことをもとに、成果を上げるためにすべきことを教えてくれています。
ビジョンを持つ。
流すような仕事はしない。 真摯さを重視する。 誇りを持ち、 完全を求める。 神々が見ているという考え。
日常生活に継続学習を組み込む。 常により優れたことを行うことを課す。
自らの仕事ぶりの評価を、仕事そのものの中に組み込む。
行動や意思決定がもたらすべき期待を、あらかじめ記録し、 後日、実際の評価と比較する。
仕事や地位が変わったときには、 新しい仕事が要求するものについて徹底的に考える。 自らの啓発と配属に自らが責任をもつ。
自らの強みを知る
組織の寿命より、知識労働者の寿命のほうが長いから、他の仕事を準備し、キャリアを変えられなければならず、自らをマネジメントできなければならない。
そのためには、自らの強みを知る必要がある。
強みを知る方法はフィードバック分析しかない。
強みが分かったら、
強みに集中する。成果を生み出すものに集中する。
強みを更に伸ばす。伸ばすべき知識、技能を知る。
知識の傲慢を正す。専門以外の知識を軽視しない。
仕事ぶりを改善するために邪魔になっていることを改める。
人への対し方を知る。
行っても成果の上がらないことは行わない。苦手な分野で仕事を引き受けない。
努力しても並みにしかならない分野に無駄な時間を使わない。
自らがどのような仕事の仕方を得意とするかも、強みと同じく重要。
意思決定者がいいか、補佐役か。
人と組むか、ひとりでやるか。
また、チームの一員がいいのか、相談役がいいのか、大きな組織の歯車がいいか、小さな組織がいいか。
得意とする仕事の仕方を向上する。
強みと仕事の仕方が合わないことはあまりないが、よくできることと価値観が合わないことはある。
そのときは、価値観を優先。
時間を管理する
成果を上げるための制約要因は時間。常に不足する。よって、時間を管理する。
そのために、時間をどのように使っているかを記録する。記憶では知ることはできない。
成果を上げるためには、まとまった時間が必要。こま切れでは意味がない。小さなまとまりでは、合計が多くても役に立たない。
そのためには、仕事を整理する。
成果を産まない仕事を捨てる。
他の人間でもやれる仕事を探す。
他人の仕事に貢献しない、ただ時間を浪費させている仕事を探す。
他にも、マネジメントの欠陥が原因の時間の浪費もある。
システムの欠陥、先見性の欠如からのもの。例えば、正確な収益予測ができないなら、幅を示すだけにする。
人員過剰からくるもの。成果を上げるには人が多すぎて、互いに影響することで時間を浪費させている。
組織構造の欠陥。会議の過剰。会議は例外にしなければならない。
情報に関わる機能障害。必要なところに情報が回っていない。
もう少し、短くまとめられると思いましたが、長くなってしまったので、今回はここまで。
次は、part4 意思決定のための基礎知識 をまとめようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。