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ショート動画を投稿すればするほど通常動画の再生数が落ちる説【YouTube】

最近YouTuber全体の再生数が落ちてきており、YouTuberは終わってしまったなど噂が流れていますが、その原因にショート動画がある可能性が出てきましたのでその紹介と考察になります。

2021年7月に始まったYoutubeショート。

ライバルのTikTokを追い抜くため、そして大ショート時代に生き残るためにYouTubeはショート動画を推しに推して2022年の7月には1日当たりの再生数300億回を突破し、ライバルのTiktokの再生数を抜くことに成功しました。

さらに2023年2月にはYouTubeショートの収益化が始まりショート動画の再生数は爆発的に増加しました。

2023年度のショート動画の再生数は公開されていませんが、2021年の7月の75億回から2022年の7月に4倍の300億回に増加したと言うことは、収益化が始まった現在1日当たり600億回ほど再生されいると予想することができます。

ショート動画が1再生当たり20秒再生されているとすると、1日当たりのショート動画の再生時間は1兆2,000億秒(3億3,333時間)も再生されていることになります。

そう、YouTubeを視聴する人間の可処分時間を3億時間以上奪っているんですよね…

通常動画が1再生当たり4分再生されていると仮定すると、通常動画の50億再生も奪っていることになります。

1ヶ月じゃなくて1日あたり50億再生です。

月に換算すると1,500億再生分の可処分時間を奪われていると考えると、そりゃ通常動画の再生数のベースが落ちるのは当たり前です。

もちろんコロナ禍が終わり2021年に比べてYouTube自体を見る時間が減少したことも原因の1つであることは間違いない事実ですが、ショート動画が台頭したことにより通常動画の再生ベースが下がったことは明白です。

YouTuber側からすると、現在のショート動画推しの状況はたまったもんではありませんが、Youtubeを運営しているGoogle側からするとショート動画を推さないと短い動画を再生するユーザーをTikTokに奪われてしまうため致し方ないことなのかもしれまません。

YouTubeというプラットフォームからユーザーが奪われてしまうよりは、YouTubeというプラットフォーム上にユーザーを残し、今後の展開に繋げるという戦略をとっていると考えられます。

しかし、通常動画の再生数が落ちてしまうと、YouTubeに動画を投稿するクリエイターの数が減少してしまいYouTubeというプラットフォーム自体の衰退に繋がってしまいます。

YouTubeが今後とる対策として考えられるのが
①ショート動画の広告数を増やす
②ショート動画を見た視聴者に通常動画をインプレッション(オススメ)する

このいずれかの対策をとるのではないかと考えています。

そうすることにより、クリエイター側はショート動画を頑張る意味ができてショート動画のクリエイターに活気が出る。
クリエイターが面白いショート動画が増えると視聴者も楽しい。
ショート動画からクリエイターを好きになって通常動画も見る。
TikTokに対抗する必要がなくなりショート動画ではなく通常動画をインプレッションする。
そして視聴者、クリエイター、プラットフォーム全てがwin-win-winの状態になります。

上記のようなwin-win-winの展開が訪れるのは、YouTubeというプラットフォームがTikTokからユーザーをたくさん奪い合った後になるはずです。

現在のような状況が何年も続き、ショート動画によりプラットフォームもクリエイターも疲弊していくでしょうか?
それとも早い時期にショート動画から好循環が生まれていくのでしょうか?

ショート動画が諸刃の剣にならないことを祈るばかりです。

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