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タトゥーが起こした奇跡 #あの選択をしたから

生まれた時から、僕の顔には500円玉くらいのアザが2つある。

幸いにもスポーツをしているため、日焼けで肌黒めの僕は、そのアザはあまり目立っていないと言い聞かせている。

しかし、人と話している時、そのアザをチラホラ見てくるその視線を感じる。

別に嫌な思いにはならない。

捉え方を変えたからだ。
これはタトゥーなんだ。
これは一つのファッションなんだと。


「何で僕だけ顔にアザがあるのか。」

シンプルになぜアザがあるのか疑問を持っていた小学生の頃の自分は、嫌悪感を抱いていた。

親には言い出せず、おばあちゃんに打ち明けた記憶は今でも鮮明に覚えている。

「このアザって引っ張ったり、掻き毟ると剥がれるものなの?」っと。

人の紹介でレーザー治療に特化した病院でアザの状態を診てもらい、1cm x 1cmほどの小さな面積をレザー治療した。

焼き焦げるような匂い、とてつもなく痛くて、その後は痒くて。

一時はアザが取れたものの、また浮かび上がってでてきた。

仕方ない。これは僕の顔なんだと。

レーザー治療するのはやめようと。


もちろん、このアザのおかげでたくさん辛い思いもした。

だけど、このアザのおかげで人よりは強くなった。
ちょっとしたことでは動じないよ。
アザという宝物をくれて心からありがとう。



そんなある日、旅先で
「今日絶対に有名人と出会う予感がする。」

そう思い、ペンとメモ帳を持ち歩いていた僕の勘は見事的中した。

生涯尊敬しております🙇‍♂️

人の優しさが滲み溢れて、誰からも愛されていた元プロ野球選手の稲葉篤紀さん。

顔に僕よりもずっと大きいアザがある。
(ちょっとした共通点が合って嬉しい限り)

しかし、何一つアザを気にするそぶりも無く堂々と振る舞う超人気者。

小中学と野球をしていた僕の背番号は稲葉選手が着けていた「41」。

漢字ドリルやノートに書くときは稲葉選手の写真付きの下敷きを使っていた。

阪神ファンだけど、日ハム戦は複雑な気持ちだった。それくらい心の底からファンだった。

尊敬する人は?と聞かれると、稲葉篤紀と今も答える。

あの時、アザという宝物を捨てなかったからこそ、出会えた奇跡だと思う。

note公式投稿コンテストで「#あの選択をしたから」を投稿してみます!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

これからもよろしくお願いします!
Takuma


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