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インボイス制度の対応についての所信表明

はじめましての人もそうでない人もこんにちは!
漫画大好きっ子38歳。ナンバーナインの小林です。

本日、会社として正式にインボイス制度の対応について表明を発表しました。

結論からいうと、ナンバーナインは適格請求書登録番号(以降、インボイス登録番号)を取得しない免税事業者においても、インボイス制度開始後もこれまで通りのデジタル配信印税、原稿料、業務委託費用等のお支払いをさせていただきます。

つまり、インボイス制度により控除できなくなる消費税相当分をナンバーナインが負担するということです。

今回のnoteではナンバーナインがなぜこのような決断をしたのかの説明をしたいと思います。

漫画の可能性へ投資する!

この決断の背景にはナンバーナインが創業して以来一貫して持ち続けている漫画家さんを始めとするクリエイターさんへのリスペクトがあります。

正直、インボイス制度の開始に伴う消費税相当分の負担はかなりキツイです。金銭的な負担だけではなく、事務対応も含めて本当の本当に大変です。

大手出版社なら話は違うかもしれませんが、僕らの様なまだまだこれからのスタートアップにとって、年間で数百万円〜数千万円の負担は会社の運営に大きく影響がでるレベルです。

それでも僕たちは漫画家さんへお支払いするすべての金額(デジタル配信印税、原稿料、業務委託費用等)から消費税相当分を差し引くことはありませんし、現時点でサービス利用手数料の値上げも検討しておりません。

それはひとえに漫画家さん達の創作活動の妨げをしたくないからです。

つまり才能への投資です。いや、可能性への投資といった方が適切な表現かもしれません。

僕たちは「すべての漫画を、すべての人に。」をMissonに掲げる会社です。この「すべての漫画」には、まだまだこれからの若い漫画家さん達も当然含まれています。

今回のインボイス制度の開始に伴う対応で、若い漫画家さん達が夢を諦めてしまうことは業界の損失に繋がると考えています。

ナンバーナインは漫画家さんを始めとしたクリエイターさん達あっての会社です。漫画家さん達から作品をお預かりして、その作品を愛情と熱量を持って全力で売って会社を大きくしてきた組織です。

漫画家さんの作品をお預かりして電子書籍ストアへ配信するデジタル配信サービス「ナンバーナイン」のサービス開始から今日に至るまでの5年間で、当時は無名でまだ新人だった漫画家さんが賞を獲ったり、大きく羽ばたいていく姿を何度も見てきました。そしてナンバーナインも皆さんの成長とともに大きく育ってきました。

創作活動に絶対はありませんが、創作活動を続けていった先に成功はあるのだと思っています。そしてその創作活動を少しでも長く続けてもらうために始めたのがデジタル配信サービス「ナンバーナイン」なんです。

繰り返しお伝えしますが、インボイス制度の開始に伴う消費税相当分の負担はかなりキツイです。金銭的な負担だけではなく、事務対応も含めて本当に大変です。

そのため個人的には漫画家さんを始めとしたクリエイターさん達のインボイス登録番号の取得を推奨します。推奨しますが、インボイス登録番号を取得していなくても還元する印税や発注条件に変化はつけません。

これはインボイス制度への賛成・反対といった話ではなく、インボイス登録番号を取得しない免税事業者の消費税相当分を今後ナンバーナインが永遠に負担し続けることが難しいので、取得を推奨しているという話です。

今回の決定はあくまで暫定的な処置であり、今後の状況次第では変更する可能性もございます。

インボイス制度は漫画家さんを始めとしたクリエイターさん達だけではなく、出版社側(発注側)も本当に大変なんだということをご理解していただけますと幸いです。

覚悟とは!! 暗闇の荒野に進むべき道を切り開く事だッ!

今回の決断をするまでに半年以上も経営陣で何度も議論をおこないました。実際に負担する金額を算出した際はその金額の大きさに震えました。

僕らはインボイス制度により控除できなくなる消費税相当分をナンバーナインが負担するという決断をしましたが、負担しない会社を非難するつもりは一切ありません。

これはあくまで会社としてのスタンスの問題だと思っていますし、中小企業にとってインボイス制度の開始に伴う消費税相当分を負担することが会社の倒産に繋がるケースも少なからずあると思うからです。

インボイス制度は国が定めた新しいルールです。本来であれば各企業がその対応について所信表明をするのもおかしな話ではあるのですが、一人ひとりの漫画家さんと向き合っているナンバーナインとしては、こうしてきちんと会社のスタンスとその意図を伝えることで少しでも暗闇の荒野に進むべき道を切り開く事ができればと考えています。

描けよ!

『原作版 左ききのエレン』2巻 165Pより引用

僕たちナンバーナインにできることは漫画家さんの創作活動をサポートすることだけです。最近のナンバーナインはWEBTOONにフルコミットしている関係もあって、自分たちでもオリジナル作品をつくって配信していますが、どこまでいっても漫画家さんを始めとしたクリエイターさん達あってのナンバーナインです。

つまり漫画家さんが漫画を描かなければ何も始まりません。

描けよ!

どんなに辛いことがあったとしても。

描けよ!!

どんなに理不尽なことがあったとしても。

描けよ!!!

自分の可能性を信じて、最後まで作品を描いてください。

僕たちナンバーナインは創作活動を行うすべての漫画家さんやクリエイターさんを応援しています。貴方達の作品は可能性であり、漫画業界の未来です。

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小林 琢磨(ナンバーナイン代表)
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