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公開から一ヶ月で200万viewsを突破した『神血の救世主』の制作秘話について

はじめましての人もそうでない人もこんにちは!
漫画大好きっ子38歳。ナンバーナインの小林です。

前回のnoteでStudio No.9初のオリジナルWEBTOON『神血の救世主〜0.00000001%を引き当て最強へ〜』がLINEマンガのランキングで1位を取れた3つの理由をお伝えしました。

その後も最新話が公開される度に「ファンタジー・SF」男性ジャンルでは常にTOP5にランキングされることになり、「すべて」男性ジャンルでもTOP10に入ることが当たり前になっています。

いままで、日本で売れているWEBTOONはすべて韓国製のWEBTOONでした。それが駄目という訳ではありませんが、漫画大国日本のプライドにかけて、純日本製のオリジナルWEBTOONとして、ひとつの結果を出すことができたのではないかと思います。

また目標だった100万viewsに関しても、公開からたった19日で達成することができ、記念すべき公開一ヶ月(30日後)のタイミングで200万viewsを突破することができました🎉🎉🎉

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今回のnoteではそんな『神血の救世主〜0.00000001%を引き当て最強へ〜』の制作秘話についてお話したいと思います。

今だからこそ話せる制作秘話 〜引っ越し編〜

前回のnoteでも記載しましたが、Studio No.9を語る上で欠かせないのが原作・ネーム担当の江藤さんです。

しかしWEBTOON制作はチーム制作になります。たったひとりの力だけでは『神血の救世主〜0.00000001%を引き当て最強へ〜』は完成していなかったでしょう。

Studio No.9ではWEBTOON制作を主に「原作」「ネーム」「線画」「着色」「背景」の5工程に分けて、分業して制作しています。

神血の救世主〜0.00000001%を引き当て最強へ〜』はStudio No.9としても初めてのWEBTOONだったため、右も左も分からない状況で制作を行っていましたが、右も左も分からないからこそ制作メンバー一丸となって頑張ろうと考え、原作・ネーム担当の江藤さんを福岡から東京に、線画担当の疾狼さんも京都から東京に移住して貰い、週5でナンバーナインのオフィスに出社して貰っています。

※この二人に関しては引っ越し代から東京で住む家賃の一部までナンバーナインが負担しています。

これは0→1の立ち上げ時期だったからこその荒業で、今後同じ条件ですべての作家さんに依頼できるかはわかりませんが、あの時に無理をしてでも原作・ネーム担当の江藤さんと線画担当の疾狼さんを東京に呼んで机を並べて作業を行えたことは非常に大きかったと思います。

合わせて、着色に関してもすべて社内のクリエイター(クリエイティブ職の正社員)が担当してくれたことによって、原作→ネーム→線画→着色までワンストップですべて社内で作業を行いました。もっと言うと、制作チーム(原作・ネーム・線画・着色)のすぐ後ろに担当編集が座って仕事をしています。

これは作家さんによっては考えられないと言う人もいるかと思います。
横読み漫画の制作では原作者と作画担当が顔を合わせないこともザラにあるとも聞いています。

しかしStudio No.9では何よりもチーム制作にこだわり、同じ釜の飯を食べる様に机を並べて働くことを大切にしました。

その結果、制作チーム内でのディスカッションもスムーズに進み、制作スピードとクオリティが大幅にアップしたのです。

勿論、このやり方はすべての作家さんに適用できるとは思っていません。
オフィスでは四六時中オンラインMTGが行われており、作業に集中できない可能性もあります。事実、ナンバーナインのオフィスはうるさいです(笑)

また制作メンバー全員が気の合う仲間になれるかどうかもわかりません。
時には激しくぶつかることがあるのもクリエイターの定めです。

でも『神血の救世主〜0.00000001%を引き当て最強へ〜』に関しては、原作・ネーム担当の江藤さんと線画担当の疾狼さん、そして社内クリエイターの相性が素晴らしく、いままで大きなトラブルもなく順調に進んでいます。

思うに、WEBTOON制作ではクリエイターさんの能力と同じくらいチームメンバーの相性も重要になってきます。

どんなに天才的な能力を持つクリエイターさんがいたとしても、たったひとりでWEBTOONを週間連載していくのは現実的ではありません。

個としての力も大切ですが、チームになった時に120%の力を発揮することができるか?

今後のWEBTOON制作ではこの点が大きなポイントになるのではないかと思います。

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小林 琢磨(ナンバーナイン代表)
技術(スキル)と魂(ソウル)で漫画(コミック)の価値(バリュー)を最大化(マキシマイズ)する。