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バスケ全国普及活動の旅

皆さんご存知の通り、
新型コロナウィルスの影響で自粛生活が続いていますね。
これはやはり仕方のない事ですが、一人一人が自覚を持ち行動しなければなりませんね。自分もよく考えて行動しなくてはならないと感じています。
少しでも早く終息する事を願うのみですね。

普及活動について

さて、僕はこの自粛が始まる前までは全国でバスケの普及活動をして回っていました。北は青森県、南は鹿児島県(奄美大島など)に行きましたね。
詳細は僕のinstagramに載せていますのでお時間があるときに覗いてもらえたら嬉しいですね^_^
他には四国は高知県高知市、
中国地方は鳥取県米子市、山口県山口市など。
関西は京都府京都市、兵庫県香美町。
東北は福島県福島市、会津若松市、伊達市、波江町、南相馬市。山形県山形市、宮城県仙台市。岩手県陸前高田市などなど。
昨年6月からスタートして約40箇所ですかね、行ったのは。
コロナの影響が出なければ、もっといく箇所はありましたが今はしっかりと我慢して終息したらみんなに会いに行ければ良いかなと思いますね。

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元々、
この活動を始めようと思ったキッカケは、アルバルク東京に在籍していた頃にあります。引退後にアルバルク東京やトヨタの絡みで拾ってもらった感じでフロント入りしましたが、引退後ということもあり中々現役の頃と同じ情熱や同じモチベーションで向き合うことが出来なかった日々が続きました。今はBリーグが出来て4年経ち、選手の皆んなもセカンドキャリアの事を考えながら過ごしていると思うし、そうでなければ行けないと思うのだけど、そこまで器用じゃない人は中々難しかったりすると思います。僕は後者でしたから引退後が大変でした。
でも、アルバルクでは沢山の先輩方に助けられながら日々を送っていましたが、普及マネージャーを任されたときに東京都の学校に訪問し体育の授業などでバスケを体験してもらうことがあったりして、子ども達と触れ合う機会が増えて時期がありました。そのときの子ども達の反応を見て思ったんです。


「何で自分の事絶対知らないのに、こんなに喜んでくれるし、笑顔になってくれるんだ?」

って。
バスケを知らない子ども達なのに、自分と会った瞬間や話したり見本を見せたりすると大歓声で騒いでくれたりしたんですよ。知らないおじさんに対してですよ?笑
でも、それが子どもの素直な反応何だと思いました。これは僕じゃなくても良いと思うのだけど例えば身長が大きかったり、顔が濃かったり、何かインパクトがあれば子どもの目にはとてつもなく遠い存在だったり憧れの人間に映るんだなと。それが、子どもの頭の中には思い出として残ったり、キッカケとなるんだと強く思う様になったんです。実際に、体育の授業後にバスケに興味を持ち始めてバスケを初めてくれた児童達が何人もいました。それを聞いたときに思ったんです。

「この活動を東京だけでするのは勿体ない。もっと全国で展開したら良いんじゃないか?」

と。
Bリーグのチームに在籍しているとホームタウンの決まりというか、自軍のホームタウンでの活動しか出来ない事もあり、中々この様な活動は出来ないのですが、もし所属がなければ全国どこでも自由に飛び回り、自分が考える活動が出来ると考えまして、ならばアルバルク東京を退職しようとなりまして、今の様な流れになりました。笑

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実際、この活動を始めて見たところ、かなり場所からのオファーがありました。自分の現役の頃を知る方が連絡をくれたり、または水曜バスケの「拓馬先生」のことを見て連絡をくれたりと色々でした。もちろん自分から連絡を取り行く事もありました。
そこで、初めて気づいたことが何個かありました。

1.バスケを辞める子どもが多いということ
2.クリニックなどをもっと求めてるということ
3.選手と触れ合う機会が全くないこと
4.指導者がいない
5.練習がつまらない=バスケが嫌いになる

と言うことでした。
これは、衝撃でした。


関東に居れば、バスケ人気は高まっているだけにしか見えませんでした。
BリーグだけではなくNBAに八村選手が行き、渡邊選手も行き、ニュースでも頻繁に取り上げてくれることが多くなりました。そこだけを見れば人気が鰻登りだろうとてっきり思っていましたが、それは違いました。
地方では特に、ミニバス後に辞める子ども達が多く存在してると聞きました。その原因としては、ミニバスでの練習がきつかったりつまらなかったりするらしいです。そこには、指導者不足も絡んできてたりと複雑な要素も沢山ありました。実際に保護者やコーチの方に相談された事もありますし、定期的にきて欲しいとの相談もありました。
それほどまでに困っていると言うことは、この活動をして全国を回らなければ分からないことでした。それも含めて、この活動をスタートさせて良かったなと思いますが、日本の子ども達への普及をもっとしなければいけないと痛感しましたね。

選手と触れ合いたい子ども達は全国にいっぱい居ます。
でも、選手が回りきれないんですよね。クラブの状況もあるし、行かなければならないところは沢山あるし、プロになって選手の仕事は増えていると思うしね。だから、僕らみたいなキャリアのある引退後の選手が活動をしなくてはならないのだと思います。もちろん、子ども達は現役の選手が来てくれる事を望んでいるとは思うけどね。でも、僕が学校訪問した時の様な反応を子ども達がしてくれると言うことは、引退後の選手の役割でもあると思うんですね。それも、バスケへの恩返しになると僕は思います。

色々話しましたが、
言いたいことは、現状は目に見えるものと違うと言う事。全国にはプロアスリートや元アスリートと言った、本物と会う事を待ち望んでる子ども達や保護者の方々、ファンの方々がまだまだ沢山いると言う事です。
少しでもみんなと交流することが出来るだけで、そこにいる誰かの将来や今ぶち当たっている壁を乗り越えるためのキッカケを作ることが出来ると思うんですよね。だから、僕は全国を回って少しでもそう言う方達へお会いできればなと思ってます。

この状況が早く解決して、
再び全国の子ども達と触れ合う時が来ると良いなぁ。



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Takuma Watanabe(渡邉拓馬)
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