【レビュー】世界一細かすぎる筋トレ図鑑を読んでの感想
こんな本が欲しかったッ…!!
それが自分の読後感想です。
もしこの本が自分が筋トレを始めた中学1年生の頃にあったのなら、
「どれだけ身体を変えられただろうか?」
「どれだけ筋肉やトレーニングについての理解を深められただろうか?」
つい、そう妄想せざるを得ませんでした。
中学生の頃からあらゆる筋トレ本を買い、読み漁り、
トレーニングにハマりすぎてトレーナーになりたいと思い大阪にある専門学校で資格を取得してトレーナーになった後も新しく発売される筋トレ本のチェックを欠かさなかった
そんな自分が、どんな本なのか少し感想とともに紹介していきたいと思います。
感想
本のタイトル通り、
本当に細かすぎるッ!筋トレ図鑑ッッ!
って感じの内容で、自宅での自重トレーニングからジムでのマシンを使ったトレーニング、ダンベルやバーベルでのフリーウェイトでのトレーニングまで、
部位別かつ筋肉別(上腕三頭筋長頭、みたいな)にフォーカスして種目を紹介されています。
よくある教科書的なトレーニング本だと、
例えば、ベンチプレスだと主動筋が大胸筋で共同筋が上腕三頭筋と三角筋前部、
のように紹介されがちですが、
この本では、狙った筋肉に意識を集中しやすいように種目の紹介では『僧帽筋・中部』のように狙いを絞って、分かりやすくイメージしやすいようにボディビルダーをモデルとして写真付きで紹介されています。
筋肉にまだ馴染みのない、トレーニングを始めたての方だと、
人体模型の筋肉だけの解剖図だと、皮膚や脂肪などの肉付きがないためイメージしづらく、
かと言って、モデルが絞れてなかったり筋肉が隆起していなければ筋肉がどこなのか具体的にイメージしづらいでしょう。
その点この本では、バランス良く発達し隆起した筋肉かつ皮下脂肪の薄い絞れているボディビルダーの方をモデルに起用しているため、
「ここにこの筋肉があって、ここを意識すれば良いんだな!」
と多くの方がイメージしやすく、より意識もしやすいかと思います。
Amazonの試し読みでも確認できるのですが、
細かすぎる筋トレ8つの鉄則!
の鉄則1でマインド・マッスル・コネクションの重要性について書かれていて、
それもセットでトレーニングや種目への理解をより深められるかと思います。
実際にトレーニングをする時、
『この種目をやればここに筋肉が付く!』
っていう漠然とした理解や筋に対する意識では、ちゃんと狙い通りに筋肉に刺激がノッてなかったり、その影響で思っていたような身体になっていかなかったりするケースがあります。
そのため、トレーニング中は狙った筋肉にちゃんと負荷がノっているか?伸びているか?縮んでいるか?熱くなっているか?などの感覚が重要になってきます。(内受容感覚)
そうやって筋肉と対話しながら鍛えていくことで、負荷が狙っていた筋肉に強くノっているか否か確認でき、トレーニングフォームの見直しなどの検討する材料にもなりますし、
それらの日々の積み重ねで身体が出来上がっていくので、
筋肉との対話を鉄則の一番目に挙げて、尚且つ狙った筋肉に意識しやすいように各ページの種目、解説など設計されているところがシンプルに理解しやすさに繋がるでしょうし、
そんなところが自分がこの本を推す大きなポイントです。
その他にもポジション・オブ・フレクション(POF)の解説から各種目でPOFのどれにあたるかなど、
細かすぎる8つの鉄則!という本当に重要なことを本の始めの方に持ってきてそれを踏まえた上での各種目の解説という設計になっているので、
読みやすく、分かりやすいかと思われます。
本の帯の裏側にも書かれてある通り、
“辞書”や“図鑑”のような手引きとなる本です。
本と電子書籍どちらがいいか?
本と電子書籍どちらがいいか、なんですけども、
人それぞれ好みにもよるかと思います。
・ジムで読んで使うか、家で読みながら使うか
・紙の本が好みか、電子書籍としてスマホにコンパクトに収めたいか
・自分にとってどの価値観が優先か?
など
諸々の要素を加味した上でってことになるかと思います。
写真やイラスト付きのページものは実際の本の方が読みやすい場合が多いので、
読みやすさという面では、
iPadを持っている方は電子書籍
それ以外の方は紙の本の方が良いのではないかと思います。
自分は基本スマホでKindleの電子書籍をよく読むのですが、
自分は、
ジムで読むわけではなく家でじっくり読みながら理解していきたい
っていうのと、iPhoneXSでそこまで画面が大きいというわけでもないため、紙の本の方を購入しました!
ちなみに、iPhone6sと比較するとこんな感じ。
値段は、2021/8/21現在は、
単行本 1870円
電子書籍 1178円
と、電子書籍の方が3分の1ほど安いです。
まとめ
トレーニングを始めたての初心者やもっとトレーニングについて理解を深めたい中級者の方に特におすすめできる、というかぜひ読んでいただきたい一冊でした。
著者であるバズーカ岡田こと岡田隆さんのYouTubeチャンネル
で、↓がバズーカじゃない方の少し握力が強い岡田の動画(自分ですw)
ではでは!