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本を求めてしまうということ

知識欲は大切だと思うけど、インプットよりもアウトプットの方が大切である。でも、ついつい僕は本を求めてしまう。
そこには残念ながら僕が求めているものの0.1mmくらいしか詰まってはいない。

ただ、とても微妙だけども入っているところが中毒を起こしてしまう理由なのかもしれない。
たった、1行の言葉を味わうために数時間を費やす。
なんて非効率のことだろうなんて思ってしまうけれども、
でも、ついつい時間が空くと本を読んでしまいたくなるのである。

特に夜は、紙の本が読みたくなる。
ベッドの中でそれを読んでいると眠たくなる。
作者にとってはそんな使い方は望んではいないだろうが、
僕は夜は眠るために本を読むのだ。

それがいいとか悪いとかではなく、ただ、そういうことがある。
本の中には残念ながら使わない知識ばかりがある。
だから、きっと面白いのだろうけれども。

だれもに共通の真理なんかが書かれてしまった暁には、
もう僕たちには読むための本がなくなってしまうかもしれない。
聖書からミステリー小説まで、そこには、未解決の何か、
不確定な何かがあるから、人はまた新しい本を手にするのだろう。

娯楽という意味でも、世界にはあらゆる種類の本があるのに、
それでも毎日新しい本が生まれている。
そして、その中から得られるのは本当に微々たる感情の高揚くらいで、
あとに残るものはほとんどない。
でも、だからこそいいのかもしれない。
それをわかっていてみんなまたちょっと豪華なランチくらいの値段のする本を買うのである。

本を読んでいるひまがあったら、
本を書けと自分に言い聞かせる。
でも、読みたいという気持ちは、それはもう欲望にも等しいくらい、
僕の中では消せない火になってしまっているのである。

なんのために読むというわけではなく、
ただただ、口が寂しくなってガムを噛むように、
僕は本を求めてしまうのだ。

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