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TAKU LABO

「どう生きるのか?」よりも、知りたいのは「生きるとはどういうことか?」だ。 「自分(わたし)らしさ?」よりも、知りたいのは「自分(わたし)とは何か?」「なぜ自分(わたし)は存在し…
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2024年6月の記事一覧

しあわせのほんとう

今日は幸せについて考えてみたいと思います。なぜ私は幸せになれないのだろうか? と思うことはないでしょうか。でも、もう誰もが幸せというのは自分の中にあるもので、自分次第だということは多くの人がわかっているはずなのに、それでも幸せになれないのはなぜでしょうか。非常に当たり前のことですが、幸せは自分が感じること、自分が幸せと感じればよい。ただそれだけ。別に自分の外にあることとは関係ないと言うこともできる。つまりは自分次第なわけなんですよね。 幸せになれないのなぜかを考えると、幸せ

「健康とは何か?」を知らずして、人は健康になれるのだろうか?

【連載】哲学エッセイ『メタフィジカル・ジャーニー』 考えることは、旅をすることに似ている。広くて、深い、形而上の旅へ。 今日は健康について考えてみたいと思います。健康ですか? と聞かれて、健康です、と答える人が多いもしれないですが、「健康と言うものは何なんだろうか?」と考えたときに、なかなかその定義は難しいですよね。病気でないことが健康と考えている人は多いのかもしれないと思いますが、それが健やかであることと言えるのでしょうか。 現代人の多くは、何かしらの病気まではいかなく

わかるとわからない。つくってみないとわからないの不思議

【連載】哲学エッセイ『メタフィジカル・ジャーニー』 考えることは、旅をすることに似ている。広くて、深い、形而上の旅へ。 今日は「わかる」と「わからない」について考えてみたいと思います。この「わかる」と「わからない」というテーマは、哲学の巫女池田晶子の本にもよく出てくる話題で、「わかる」とはどういうことなのかを考えさせられます。私たちは「わからない」ということを理解することもできますが、ものごとの意味を完全には理解できないことも多いです。理解できないことがわかるというのは不思

あるとないの不思議 本来無一物であるならば

【連載】哲学エッセイ『メタフィジカル・ジャーニー』 考えることは、旅をすることに似ている。広くて、深い、形而上の旅へ。 あるものはあるし、ないものはない。当たり前のことですが、それはとても不思議なことです。あるものがないことはなく、ないものがあることはない。どうしてそうなっているのかを解明することは、きっとできないでしょう。あるものはあるし、ないものはない。それがこの世界の真理。でもなぜあるのかがわからない。この存在の謎はとても不思議なものです。 「本来無一物」という言葉