(奇跡)道路で出会った天使が家族になった話
大学生の時の僕の家族は母、妹2人、ミニチュアダックスフンド2匹と言う家族構成でした。
そこへ突如、天使(最初は悪魔)が仲間入りしてきたのです。
あれは僕が大学へ車で向かっている時、猫が道路で倒れているのを見かけました。(ああ、可哀想に)と僕は思い通り過ぎたのですが、その猫が足をバタバタさせていることに気がつきましました。
すぐ車を降りて猫のもとへ向かうと、頭から出血しているものの、まだ息のある可愛い猫でした。
どうしていいか分からない僕は母親に電話して、家族行きつけの獣医さんに見てもらうことに。
そこで言われたのは衝撃的なことでした。
死んでしまう可能性が高いですね。。。
なぜなら頭を打ってしまっていて、まっすぐに歩くことが出来なかったからです。
僕たちは悲しいながらも、猫をこのままにできないと思い家で死まで看取ろうと決め連れて帰りました。
僕たちは家族は必死に猫のお世話をしました。
この時の猫は気が立っていたのか、噛んだり引っ掻いたり、僕の車をうんちまみれにしたりと散々だったのを覚えています。
驚くことに数日後、猫は元気に歩き出し、ご飯もよく食べるようになったのです。
猫パンチの写真です
この頃から猫の態度も一変したのです。
あんなに凶暴だった猫が僕たちの後を追いかける様になり、体を摺り寄せ、僕たちが触ることを喜ぶ様になりました。
またリラックスして寝てる姿もたんさん見せてくれるように。
とても可愛い。
この頃、僕たちは家族は猫の親を探してみました。なぜならこの猫はとても綺麗で人懐こいため、誰かのお家にいたのだろうと。。。
しかし結果として見つけることは出来ず、僕たち家族が引き取ることに。
猫に溺愛だった僕としては大喜び!
そして僕たちは猫に名前をあげました!
きいちゃん(Key)
尻尾が鍵の形をしていたためです。
この尻尾をつかって僕たち家族のドアを開け、仲間入りしてきたのではないかと僕は信じています。
少し後、就職で家を離れなければならなかった僕としては寂しいものの、きいちゃんが少しでも母のそばでお互いを幸せにしてくれたらなと思っています。
今では立派な母の相棒の1人です。
この道路で出会った天使は僕たちにたくさんの幸せと笑いをくれています。
僕たちのもとにきてくれてありがとう。
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