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「サラリーマン辞めたい」←それ、ほんと?

こんにちは

今日も「物語思考」から学んだことを共有します。

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(えげつなく伸びました。ありがとうございます)



「物語思考」の序盤のワークで「10年後のありたい状態を100個書く」があるんです、という話は以前もしました。

そしてこの次の作業が「ありたい状態の抽象度、解像度を上げる」ってやつなんです。

例えば最初に書いたのが「年収1000万円になりたい」だったとして、その後に深堀りを続けていくような作業です。


【かんたんな例】

年収1000万円になりたい!

どうして年収1000万円なの?

いい家に住みたいからかな

いい家ってどこ?

たとえば港区のタワマンかな

そこって家賃いくら?

40万円くらいかな

じゃあ最低限、月々40万円の3倍の120万円は欲しいよね。
となると、1000万円じゃ足りなくない?

そっか、ほかに車も欲しいし、2000万円は必要か…
じゃあ、ありたい状態は「年収2000万円」かも

以下ループ…


みたいな感じです。

※ほんとはお金の話以外に「なんで港区なの、ほかじゃだめなの」みたいな深堀りも必要ですし、むしろお金以外の項目が大事なんですが、ここでは一旦割愛します。


それで、僕らサラリーマンがこういう「ありたい状態」を考えるときって、大抵の人が出す項目ってありますよね。

みなまで言うな…わかるわかる。
なぜならぼくもサラリーマンだから。

「時間に囚われたくない」

これでしょ。絶対あるでしょこれ。
場合によっては「10年後はサラリーマンを辞めていたい」とか書いてる人もいるかもしれない。もちろん僕も出てきました。


しかし、僕が「なりたい状態の抽象度、解像度を上げる」という作業をちょっとしただけで、「ほんとにサラリーマン辞めたいのか…??」という気付きがあったので、今日はそのお話です。



例えば僕が「10年後ありたい状態」を100個書いた時、もちろん例に漏れず「時間に縛られない生活をしている」とか書いたんですよね。ついでに「サラリーマン辞めたい」とかも書きました。


そして次に、「なんで時間に縛られたくないんだろう」「なんでサラリーマン辞めたいんだろう」を考えました。抽象度を上げるためですね。これも結構な数を書き出してみました。


そこで一つ面白い理由がでてきて、それが「毎日、好きな時に夕日を見たいから」だったんです。

僕、夕日めっちゃ好きなんです。
突然のカミングアウトです。

夕日を見るだけで「はぁ、地球って素晴らしいなぁー」って全てが浄化される。元々写真が好きなのもあり、自分にとっては結構大事な要素なんです。

↑先月もこんな事呟いてた↑


反対に、サラリーマンやってて一番嫌なのって「夕日がバチクソ綺麗なのによく分からん会議やってる時」なんですよね。

空が真っ赤に焼けてるのに「今期の計画は…」とか話してるの、ほんとに嫌なんです。
「この夕日より大事な会議って世の中に存在するんか」ってなる。
「もういいから夕日みようよ」ってなる。

だからなんとなく、ありたい状態の一つに「時間に縛られたくない」とか「サラリーマン辞めたい」をあげたんですよね。


でもこれ、よーく考えてみるとちょっとロジックが成り立ってないんですよね。

だって、「好きな時に夕日を見れる状態」になるために最低限必要なのは、「16:00~19:00の間は基本的にフリーで、誰かとの約束が無いこと」じゃないですか。

だから厳密に言えば、僕が10年後になっていたい状態って「時間に縛られない生活をしている」ではなく「16:00~19:00の間は基本的にフリーで、誰かとの約束が無い状態」なんですよね。


そう考えると、「好きな時に夕日を見れる状態」になるために必要なのは、実は「午前だけ頑張ればなんとかなる仕事」だったりするのかもしれません。

それ以外にも、「フルタイムだけど基本的にテレワークの職種にして、スケジューラーで毎日夕方だけ『会議不可』とブロックすればいい」みたいな考えもあります。

というか実はこれ、今の僕でもそこそこ実現可能なので、さっさとやれば良かったなと反省してます。実際に「毎日夕日を見れる生活」をしてみて、「やっぱ違うな」となったらそれはそれで進歩なのです。

この「実際に体験してみなされ」という観点は『物語思考』でも書かれています。



もちろん、「毎日好きな時に夕日をみれる状態」は「10年後になっていたい状態」のうちの1つにすぎないので、他の要件も考慮すると「やっぱり午前も自由になりたいな」という気持ちになるかもしれません。

でも例えば、「10年後も何かしら人と関わっていたい」とか書いた人は、その「何かしら人と関わる」を達成するために「午前は会社で働く」を実施するのも効率的だと思うんです。

だって会社で働くということは、人と関わるということじゃないですか。しかも人と関わって、お金まで貰えるんです。お得じゃないですか。他の要素をだいぶ端折ってるけど、仕事ってそういうことだと思ってます。



とか考えると、「本当にサラリーマン辞めなきゃいけない人」って実はそんなにいないんじゃないか、って思います。

ありたい状態を書いた際、「時間に縛られたくない」の他に「人と関わっていたい」とか書いてた人は、なおさらそうかもしれません。

時間に縛られないってことは、ある意味「人と関わらない」ってことじゃないですか。資産10億円の地主で、何もしなくても生きていける人って、あんまり人と関わらないと思いますよ。どうなんでしょう、そういう生活って。

こればっかりは「体験してみる」ということが難しいので想像になってしまうんですが、少なくとも「僕には合わないだろうなぁ」とか思ってしまう。一生なにもしなくても生きていける状態とか、特に目指してないんです。

だからこそ僕は、当面の目標を「会社の副業化」に設定しています。



ここまで読んで「いやいや、全然そうじゃないんだよ、わかってねぇなぁ」と思った方は、結構センスがいいです。その疑念こそ「あなたがなりたい状態」を考える際に必要なものです。

「嫌いなアイツと仕事したくないから、サラリーマン辞めなきゃいけないんだ」
とか
「病弱で仕事なんか不可能だから、サラリーマン辞めなきゃいけないんだ」

ってなったら、どう考えてもそれが正しいです。
でも大事なのは(最初に戻るけども)、抽象度や解像度をあげて、「ホントにそうなんだっけ」を考えることなのかな、と思った次第でございます。

相変わらず当たり前のことしか話してませんね。すまない、それしか能がないもので。

ではまた次回の記事で


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