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形態分析シリーズ

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ルネサンス以降の建築家による作品の特徴やコンセプト、デザイン上の発明を、建物の「形態」に着目して分析した記事をまとめています。現在の記事(ブルネレスキ、アルベルティ、ブラマンテ、…
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形態分析③:ブラマンテの有機体とレトリック

0.ドナト・ブラマンテ久しぶりにnoteを更新する今回は、ルネサンスの建築家ドナト・ブラマンテ(1444-1514)について書いてみようと思う。メニカンでのトークが決まったおかげで、形態分析の授業を一通りおさらいする口実ができ、ようやく止まっていたシリーズが書けそうというわけである。当初ブラマンテはトークに入れていたのだが、残念ながら時間と内容の関係で外さなければいけなくなったので、当日紹介するアルベルティに先んじてnoteで更新しておこうと思った次第である。個人的にブラマン

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形態分析①:ブルネレスキに見る主体と客体の分裂

0. 建築とアーキテクチャ長らくnoteを放置してしまったが、セメスターも終わり、一ヶ月以上も在宅してるとそろそろやる事も無くなってきたので、今日から復習の意味も込めてピーターアイゼンマンの形態分析(Formal Analysis)の授業で学んだ事や、そこから僕が考えた事などについて少しずつ紹介していきたいと思う。まずは世界最初の建築家とも言われているブルネレスキの建物の分析を紹介しようと思うのだが、その前にこの授業で僕が最も痛感したと言うか、目から鱗だった気づき「建築とア

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