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形態分析シリーズ

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ルネサンス以降の建築家による作品の特徴やコンセプト、デザイン上の発明を、建物の「形態」に着目して分析した記事をまとめています。現在の記事(ブルネレスキ、アルベルティ、ブラマンテ、…
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2021年9月の記事一覧

形態分析④:ラファエロの〈手法〉とマニエリスムの夜明け

0. 後期ルネサンスとマニエリスムまた長らくこの形態分析シリーズから遠ざかってしまったが、いよいよ今回から後期ルネサンスにおける「マニエリスム」という現代建築を考える上でもとても重要な様式の分析に入っていく。今回は盛期ルネサンスから後期ルネサンスへの移行を考える上でとても重要な画家・建築家、ラファエロに焦点を当てるが、その前にマニエリスムという様式の簡単な概説と、その土台となるこれまでの分析の総括をしておきたい。 マニエリスムとはイタリア語で「手法」を意味する「マニエラ」を

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