世の中の人が何を言っているかわからなかった。 従わなければ、分かってなくても分かったふりをしなければ抹殺されると思っていた。 なんで自分が居場所がないのか、なんで自分が生きていることがすべからく”まちがい”になってしまうのか。 心も体も疲れきり、死ぬことができたら楽だと何度も思いながら、力の出ないからだを今までズルズルとひっぱっていまここにいる。
私は尋ねる 「 自分の行為には何の価値も意味もないのではなでしょうか 」 彼は語る 「 自力でできるものには限界がある 自分の力でできることなど何ひとつない 自分の目線でやろうとするな いる場所をかえたらいい あなたに備わっている能力や資源 それはそれ以下でもそれ以上でもない 質も量も性質もあるがそれがあなたの価値を示すものではない またその結果の生み出した成果すら いつかは消えてなくなるものだ だからこそ今は平たい目で 風の吹き抜ける空っぽな頭で 暖かい感謝の気持
私は尋ねる。 「 厳しい時には謙虚になり、目が覚め、心が澄む 状況が改善すると慢心し、目が閉じ得たものを失ってしまう。 己の愚かさに絶望する。 」 彼は答える。 「 何ひとつ自分のものではない 私は小さくまた全ては小さく それゆえに広く広く大きなものの中に浮かんで揺れて震えている 学びを越えることはない 通りすぎず 心に刻むことだ 全能なのは神さんであって自分ではない 一心に一心にここにいること 気づいたことがあったらその時だ 己を投げ出してそこにとどまること 暖か
私は尋ねる。 「 愛を欲しがっても満たされないのはなぜですか 」 彼は答える。 「 存在に気づいてもらえたものは愛を感じる 愛を引っ張ってきて自分に注ぐことはできない 自分に入ってくる愛は他人にしか届けることができない 自分に対する愛は他人からしかやってこない ただ愛を欲しがってもそれはどこにもいかず それはここに消えてしまうのだ ”自分”に実体はない空虚なものだからだ その”愛に対する飢え”が生み出した幻想で 頭脳が作り出したものだ そしてそれは消えていく これ
生まれて 育って老いる そして離れていく 外に出す それが綺麗な形で出ている それで初めて中のものが報われる 形を持ったものは その中にその形を覚えている 花の種は花の形を覚えている 生きることは出会いと別れ 生まれと死別 ここはnowhere まだ見ぬものは どんな形をしているのか 心が知っている 自分が現れて消えていく 真っ暗な夜に揺られる小舟の上で 真っ暗な空を見上げている いきている記憶を感じている
この世の中は傷つき、痛むためにあるのだろうか。 誰も万能な人などいない 不安や恐怖と向き合って それでも笑って明るく生きていく そんなふうに生きるように 神様がいっている 世界はそんな風にできている ように思えます
心は体感できる 目を閉じても変わらない景色 音をとらえ色をとらえる みえているが ここを空しく 真空に近づくほどに 感覚は澄み冴える 自分はここにいたと思っていたがそれは 思考の生み出したダミー 実際には何もなかった それが人間の真相 それはむなしく それはおかしい ないからこそこそある虚ろなこの世 あるからこそないこの存在 この世界は空っぽで わたしはわたしではない
気が生まれてくる どこからか湧いてくる ある場所から生まれてくる 身体で感じることができる それは人間由来のものではない 気の湧く場所を清らかすること 調えておく事が人間のできる事 気は人間のものではないから だがそれを扱うのは人間のできる事だ 気をまわすこと、巡らせること 身体の中で 身体の外へ 気が巡る 身体の中を あなたは感じている 静けさの中で 自然の中で誰もやっているように 人は自然とひとつだ 人が使うことができるのは記号 人が使うことができるのは物語 人が
身体にペグを打つ 打ち込むのではなく 落とす そこに身体がある 何故かはわからない 思考は遊び好きで放浪好きだ そこに罪悪感はいらない 萎縮して息を潜めてしまう 初心者はただ眉間にペグを落とすことを 思い出し続ける忘れてはいけないことがあることまで忘れるな そんなに先を急がなくても 人生そう遠くまで行けない
とりとめもない宇宙 常に浮かぶ 常に消える 形のあるものなど何もない 聞こえるもの見えるもの 流れて変わっていく 心の中に響いている 静けさを残して 自分もいつか消え去る 生きてる証を持っている それはここに感じている 自分の中にあるもの それは奥深く 遠くから届いていている それを知っている それを知っている 沈黙を保つ自分の源 何かが届いている シグナルを受け取っている この世界で自分のなすべきこと ここにいること ただあること
暗闇から浮かびあがった景色 ここがどこなのかもわからない どこに繋がっているのかもわからない この目は何をみているのだろうか そんな気持ちから始まる 目を閉じて耳をすませて まずは戻ってこよう 心にタッチする 思考は正常か たましいはあるか ここにいて ここに全てがある 今日一日のイメージ 風が霧を吹き払う そこに見えている景色は あなただけのご褒美 さあ始めよう
おもしろさとは外から来るものではない 内側で見つけるものである 理由などなく、外から価値を与えらるものでもない ただ面白いと思うこと そこには心の動きしかない 自分の動きを自分が予測している このような文字を書くことを自分が見ている このように時間が流れていることが分かっているから このように時間が流れている そこに何が現れるか見えている時だけ そこに時間は流れる そしてそれを見続けることは 人間にとって簡単ではないことだ 心を開くこと 目を開くことだ 楽しんじゃっていい
思考の偏り 宇宙のガスのように 意識の空間 無限に広がる虚無の集合 偏りを 身体を通して感じるならば 身体を解くように 偏りを解くことができるだろう
- 自分は他人といつも競い合っていて劣っているのが怖いのだということに気がついた。 なぜなら他人より優れていることで以外に自分の価値を測る方法を知らないから。 - 自分を見なければ何も始まらない。 何もおこってないし、何も見たことにならない。 つまりまず自分に興味を持つことから始める。 無を観察することだ。 - めんどくさい、楽をしたい。 そんな気持ちが自分にわき上がる。 それは自分にとってご褒美なんだから、上手にエサにして 自分の機嫌を取ることだ。 やりすぎないように
意識には時間の感覚はない ただ流れているのは因果の順序 壊れたものは戻らない 失われたものは戻らない ものは生まれ続け消え続ける そのほかの空間にはただ虚無が限りなく広がっている 人間には認識できない だけれど私たちは限りない虚無の中を旅をしている 自我意識がきしみあげている 人間の生の結晶がしぼりだされる 今日の生活の風景に付け加える言葉はないか この身体が受信しているもの それは私の言葉では語られていない 言葉を探すこと それは探検すること 全く真っ暗な空間で耳をす
忙しくて追いかけられて 何かをする余裕がないけれど 惜しくないと思えればできるものない それは手放せばいいといものでもない 足りていると思うから余裕があるのだ 私たちは何を欲しているのだろうか それが満たされた時に残っているものは 満足だろうか 乾きだろうか 自分の人生に求めるもの 人が人生に求めるもの それは真っ暗な宇宙空間で向き合っているもの 自分にはそれが何かわからないけれどこの紡いだ言葉もいつか解けて 消えて無くなってしまうけれども ここ言葉が発した不思議な光の