リモートワーク・授業に最適な音環境
ええと、人に聞かれることも増えてきたし、こんな状況だし、ちょっとサクッとおまとめ。でも↓の製品とか試しておらず、スペック・機能だけでの判断なので、その辺ヨロシク。使用感教えていただければなおさらうれしいかも。
元ネタはこちら。
ちょっとまあマニアックかもだけど、最後の推しのShureのマイクはいいマイクだと思います。でもこれいきなりPCやらMacやらには繋げないんじゃ?つかShureのワイヤレスシステム専用じゃん?w
まあいいや。じゃあ行きますよ。
1. RODE NT-USB
RODEって聞き慣れないメーカーかもだけど、最近業務用でも人気のオーストラリアのマイクメーカー。業務用スタジオマイクとか、業務用ビデオ収録ガンマイクとかを多数製品化して、「あれ?これあの定番マイクのコピー?」とかいう疑念はさておき、性能とコスパでメジャーになってます。
そのRODEがまず出してきたのがこれ。このままPC / Mac のUSBポートにそのままさせます。で、こいつのいいところは、マイクだけじゃなくてヘッドフォン端子がついてて音声を聴くこともできる、のと、もう一点
自分の声を(好きな音量バランスで)モニターできる
ヘッドフォン・やイヤホン、特に遮音性の高いもので会議を聴きながらしゃべると
自分の声が聴こえない!
ことがしばしば起こります。まあ自分の声はPC/Macのスピーカーや音声端子からは出てこないのでしょうがないのだけれど(出しちゃうと「ハウリング」-あのポーンとかツーンとかいうやつーが起こるので出さないようになってる)、ヘッドフォン・イヤフォンだと不便だよね。
といってPC/Macの設定で「自分のマイクも聞こえる」ようにすると、今度は「遅れ」が気になる。自分のしゃべった声が遅れて聞こえる。これも苦痛。
なので、この「自分の声をモニターできる」機能はとても大事になるわけです。もちろんヘッドフォンやイヤホンで聞くときに限られますけれど。
機能名では「ダイレクトモニター」という名前になってるのが多いです。
そして、かつ「自分の声の音量」と、PC/Mac側からの(会議などの)音声とのバランスを手元で調節できるのがとてもいい!これも必須の機能。必要性は、使い始めると実感できるでしょう。
ということで、これイチオシね。まだ使ったことないけどw
でも大抵のユーザーは「たけーよ」と思うでしょう。特にこの騒動になってから世界的需要がひっ迫して、高騰しています。そこで、
2. RODE NT-USB mini
というのを出してきています。これも一時期高騰してたけど、ようやく在庫があるようになりました。この機能でこの値段ならおすすめです。
似たような機能を備えたものとしては、
3. オーディオテクニカ AT2020USB
これも国産マイクの雄、オーディオテクニカの入門用スタジオコンデンサーマイク AT2020 を「USB化」し、同じくダイレクトモニター機能を付加したものです。使い勝手は上の2機種とほぼ同じはず。AT2020はスタジオでボーカル録音や楽器(ピアノやギター)収録に使える品質なので、あとでYouTubeライブや動画作成にも使いたいとか、音楽録りたい、という用途にも使えると思います。まあオーディオテクニカの製品はそれこそ数十年お世話になってますが、トラブルはとても少ないし、頑丈で壊れにくいですね。
筆者は上位機種の AT4040 ってのをCD収録などに使っています。
他にもあるんですが、
4. マランツプロ 888M
このへんかなあ。でもこれもPC/Macに直接挿せるマイクだけれど、前述のダイレクトモニター機能はありません。PC/Mac本体のスピーカーで聴くか、イヤホン端子にヘッドフォンかイヤホンつなげて聴くか、ですね。自分がしゃべるときはイヤホンはずすw
まあこれ以下の値段の製品も、それもダイレクトモニター機能もついてるものもたくさん見つかります。でもねえ、音関係の機材って、本当に当たり外れが大きいから、買ったはいいけどノイズが入るとか、音が小さいとか、音悪いとか、いろいろです。安いのはそれなり、と割り切って買ってください。ここではあえておすすめは出しません(一応プロのはしくれなので、安心できなさそうな製品は買わないし人にもお勧めしない)。
以上が、PC/MacのUSBに直接繋げられるマイク。
で、「マイクはまあまあ気に入ったのがすでにある(あ、3ピンのXLRコネクタのやつね)んだけど、その『ダイレクトモニター機能』がほしい」という方々には
5. YAMAHA AG03 ウェブキャスティングオーディオミキサー
これがとってもとってもよさそう!評価も高い!(使ってないんかい!w)
ぽんとマイク繋いでPC/Macに挿して、そのまま会議でもYouTube / FaceBook Liveでも使えるのはもちろん、ダイレクトモニター機能ももちろんあるし、ほかの音声/BGMも入力できるし。いろいろ使ってるうちに絶対ほしくなる EQ - 低音や高音を調節できる機能、やコンプレッサ - 音の強弱を圧縮して小さい音は大きく、大きな音は控えめにして聴きやすくする機能、とかも使える。この2つは、たとえばポッドキャストとか配信とか始めるときには必須なんですが。それでこのお値段はバーゲンだよ!
そして、音量調整がスライド式のノブ(フェーダー)。これが地味に、いやとても使いやすい。
類似機能のミキサーとしては、
6. ベリンガー 302USB
ベリンガーも格安スタジオ・楽器機材として有名なドイツのメーカーなんだけど、ちょっと機能的に「?」な点がいくつかあるのであまり推せない。使えなくはないんじゃないかと思うんだけど。
[2020/3/31追記]
こんなニュース
がでてきたので、このちょっとファンシーな機器について
7. MiNiSTUDIO PERSONAL US-32
見た目ポップで、まあちょっと会社や学校関係で使うにはアレかもですが、基本機能は抑えてありそうです。外付けマイク(XLR端子のもの以外にパソコン用、スマホ用も!)だけでなく、無指向性(=囲んでトークができる)マイク内蔵というところ、そして大きな「ON AIRボタン」がポイント高いです。会議などではミュートは頻繁に使いますからねー。ボイスエフェクトとかを会議で使うと顰蹙買いそうですが、オンライン飲み会とかではポイント高い(か?w)。前述のダイレクトモニター機能(インプットモニターと書かれています)もしっかりあるので、ヘッドフォン・イヤフォン派にも安心。でもどうなんだろ、PC/Mac側からの音声はいっしょに聞けるのかな。あ、公式サイトの説明を見る限り、できそうですね!なんとEQもコンプもあるのか!そりゃ強い!
「これ一般的なの?」とお叱りも受けましたがw
いくつか紹介しましたが、圧倒的多数の人たちは
PC/Macの付属マイクとスピーカー
で満足?なんだろうと思います。あるいは、百歩譲ってもマイク付きヘッドセットとか。こんなのね。
ただ、今後連続3時間とか、一日中リモート会議つなぎっぱ、とか、300人相手に1時間話さなくちゃ、とかいう状況が極めて頻繁に発生するんじゃないか。そんなとき、はっきり言ってカメラ映像のクオリティとかどうでもいいです。どうせ画面共有してスライドやドキュメント見せりゃいいし。大事なのは「声」つまり音ですよ!音のクオリティが、ノイズの少なさが、自然さが、会議の疲れやすさを大きく左右します。
音がいい会議は疲れません!
大事なのはしゃべってるアナタではなく、
聴いてる人々が疲れない!
ということです。はい。
あ、もちろんショーバイなのでご相談は承りますよー(宣伝かよw)
改訂版。
[2020/6/13 改訂]
だいぶ状況が変わってきたので、少し記事を改訂しました。うーん、当時に比べると値段がすごく上がってる、のはまあAmazonの価格だからですが…。まあ今すぐほしい、値段は気にしない!人にはいいかもですが、入荷を待ってでも輸入販売元・製造元が想定した値段で買いたい方は、こちらのお店、もしくは楽器店(またはその通販サイト)がいいと思います。
音楽やってる人には知らない人はいないというw超有名な「成田のお店」リアル店舗もありますがちょっとすごいところにあるので、通販がおすすめです。とても親切で丁寧で、在庫がある限りAmazonよりも気持ちよく買い物できるかも。
ポイントもついてくるのだけれどその有効期間が短いのでw、有効期間中にまた注文しちゃうのが欠点と言えば欠点。ケーブルなども各種あるので、まとめて買う場合、または数を買う場合はこちらに相談するほうがいいかもしれない。
ほかに、有名「中古」通販サイトとして、
があります。これは中古もやってる各楽器店の通販サイトを横断的に検索してくれます。でそれが意外に!便利。あと楽器屋の値付けなので、鬼のように安いということはないけれど、希少度・使用年数に沿った納得いく価格のものが多いです。Amazonは需要が高まると高騰するからねw
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