買い得は本当にあり得るのか?
こんばんは。たくたくです。最近はあまり外に出ないでamazonで買い物をしています。そこで気になることがあったので記事にします。
タイトルの通り、お買い得という状況は存在するのかということを考えてみます。
「え、でもよくセールとかやっているよね?」と言われると思います。それはその通りです。それは事実です、ただそのセールがお買い得という認識はどこから来たのでしょうか。セールの売り子さんが言っているからですか、それともいつもより安いからですか。どちらも理由としては十分でしょう。しかしそれはあくまで個人の主観の話であり本当にそれがお買い得かどうかの答えではありません。
さてこうすると意外とお買い得という言葉はふんわりしてることがわかるのではないでしょうか。今一度何を基準にして得なのかを考えてみてほしいです。僕としてはこの基準も非常に変動するものだと思っています。例えば野菜を考えてみましょう。季節外れのものを食べようと思ったら結構高い出費をするでしょう、逆に豊作な年なら安く買えたりします。その時々でおおよそこの程度なら買いたいなという額があるはずです。そうして変動する基準に対してどの程度実際の購入額が上回るか下回るかでお買い得かを考えるのは一つの考え方としてありだと思います。
ここで別の観点を追加します。本来売値とはある程度の利益を見込んだ上での価格が付けられています。大体の商品では利益率としては2~3割程度を考えても良いとは思います。このように利益をつけているのであれば、利益がでる水準の内では価格がある程度動いても売り手側は得をします。その時には買い手はどのような価格であっても売り手が得をするのを止められはしないのです。
それならその利益が出ないほどの価格で買えばいいじゃないかと考えられるかもしれませんがそれは不可能で、そもそも特殊な事情がない限りそのような価格で売りはしません。店が潰れますからね。ある程度の利益はむしろ好ましいことでありお店の成長や回り巡って経済の成長につながるとも考えられます。
ここまでの話から本質的にお買い得というのは店側が損をしてでも売りたい場合か買い手がある程度の基準を持っていてその基準より安い価格で買えるときに発生することだと考えます。とはいえ店が損をしても買い手の基準より高い可能性もあるのでより確度が高いのは基準からの上下でしょう。
以上から書いてはある程度の価格の基準を有していてその基準と比較することでお買い得かどうかが決まるという話になりました。ここまで書いておいて申し訳ないのですが、このあたりの話は経済学の初歩だったりします。消費者として価値の基準があり、その基準と実際の価格とのずれによってどの程度購入するのかが決まるといった話です。もし興味があれば経済学に手を出してみてください。
今日はこの辺で終わりとしますが次の記事ではもう少し別の商品について書きます。
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