ワタルの裏歴史を紐解く ~神部よろず草紙~
こんにちは&はじめまして、taku1(たく)と申します。
とうとう待ちに待っていた映画『ラストマイル』が公開となりました!
「初日の初回とはいえ平日なのにこんなに混むの???」と思いましたが、今日の全上映がもう埋まりまくってて驚きまくり!
学生は夏休みとはいえ、「やはり皆さん心待ちにしていたんだなー」、と自分の事のように嬉しくなりました。
あまりワタル以外の作品をおススメすることが無い私ですが(ん?)、テレビドラマ『アンナチュラル』や『MIU404』を観ていなくても大丈夫なので是非観て欲しい作品!
テレビドラマは時間食うけど映画一本なら良いやと言う方にはうってつけ!
『アンナチュラル』や『MIU404』も良いので、気に入った方は後からでよいので是非に!
因みに2ヵ月後の10月にも塚原あゆ子さん監督、野木亜希子さん脚本、新井順子さんプロデューサーの作品が日曜劇場で待っているようです。
次マダー?(・∀・)っ/凵⌒☆チンチン、にならずに済んでおりますよ。
さて本題。
現在コミケの売れ残りを通販している「まがたまのやしろ」の新刊をご紹介させてください。
構想含めて4年位?、まずは「神部よろず草紙 ~上巻~」になります。
◆神部よろず草紙 ~上巻~
魔神英雄伝ワタルシリーズの物語をひとつに繋げたバイブル的な一冊!物語を彩る神部新聞風の素敵なイラストも多数掲載されています。
サイズ:B5
モノクロ
ページ数:124頁(表紙を含む)
上記説明ではいまいち解らない方の為に詳細説明致します。
著者は「まがたまのやしろ」のウルさんになります。
「ワタルクロニクル」では主に書籍エリアを担当している本の虫です。
会話の中の即興でワタルに関する細かいネタを投げると九分九厘打ち返してくる、姫川亜弓も白目をむく恐ろしい人です。
本の説明で「魔神英雄伝ワタルシリーズの物語をひとつに繋げた」とありますので、「ワタル作品一本化計画」について触れておかなければならないと思い、少し脱線します。
ワタル作品はアニメに始まり、小説、漫画、ゲームに留まらず、ラジオドラマ、はたまた舞台劇等、マルチメディア作品の先駆けと言われているだけあり、ありとあらゆる形態で存在しています。
それぞれの作品が、その時代時代でスタッフを入れ替えて多くの方が携わって制作しているからこそ、これだけのメディアの広がりとふり幅を持つ特色ある作品が生まれてきた訳ですが、ワタクの皆さんはそれぞれのワタル作品同士の繋がりを意識したことはありませんか?
解りやすいところで、テレビアニメ『魔神英雄伝ワタル』と1年後に放送した『魔神英雄伝ワタル2』は間違いなく繋がっています。
1作目の敵、ドアクダーの弟のドワルダーが2作目の敵になっていたり、作品内でも強い繋がりを明言しています。
次に、テレビアニメ『魔神英雄伝ワタル』と8年後に放送した『超魔神英雄伝ワタル』も間違いなく繋がっています。
こちらも第一話等を見れば解りますし、作品内でも過去のドアクダー討伐を明言しています。
では、それぞれの続編となる『魔神英雄伝ワタル2』と『超魔神英雄伝ワタル』は繋がっているのでしょうか?
これについては実際、公式側の明言がありません。
更に言うと、時系列的に『魔神英雄伝ワタル2』と『超魔神英雄伝ワタル』のどっちが過去か未来かも解っておりません。
とある公式本では「『超魔神英雄伝ワタル』はパラレル」発言までされてしまっている状況です。
メイン監督だった井内秀治さんも、「細かいところを見て行ったら作品同士が厳密にはつながらないだろうけど、ワタル作品とはそういうものだよ」的な事を何かの小説のあとがきでも書かれていたような気がします。
しかし、しかしですよ!
「私らはいい大人だし、整理立てて理論立てて、時には言い訳がましくこじつけて、それら作品の繋がりを妄想模索して遊んでもいいよね?」というのが「ワタル作品一本化計画」という遊びの概要になります。
今回の「神部よろず草紙 ~上巻~」は、それのウルさん版ですね。
この遊び、やりかたの説明は簡単です。
まずは物語がある作品を全て列挙して時代ごとに並べていきます。
一番わかりやすい指針は、主人公の戦部ワタルの学年と季節の表記があればそこから前後を当てはめていく感じだと思います。
「永遠の小学四年生」とか言われている戦部ワタルですが、少しだけ四年生以外の話も存在します。
そこから前後の物語つながりで破綻しているところを明確にして同辻褄合わせていくという感じです。
そう、説明は簡単ですが、実際にやるのがどれだけ大変か。
と言うか普通の人はやらないと思うし、私だってこんな面倒なことは致しません!(断言)
更にこの本の凄いのは、あくまで公式側から発せられた最大限の情報を汲み取って組んでいるところ。
いや、当たり前なのでしょうが、公式の資料って35年分ありますから相当数ありますよ。
学年誌、少年誌、アニメ雑誌だけでなく各業界の専門誌。
音声や映像のメディアにも文章がついてきますし、玩具等にも文章がついてきますし、WEBが一般化した以降はネットの世界に情報が出てきますし、まあ追うのだけでも大変です。
さらにネットにはワタクの憶測や妄想も存在します。
ファンとしては都合の良い解釈や都市伝説もあるのでのりたくなるけど、そこの信憑性を確認するのも大変なわけです。
情報として特に濃いのがテレビアニメ『魔神英雄伝ワタル』から『魔神英雄伝ワタル2』の間の「神部新聞」系が乱立していた時代。
物語上の疑問点などをこの新聞は補完してくれているので疑問解消にとても役立つのですが、記載されている媒体が多岐に渡り、玩具や食玩や雑誌や無料配布のフライヤーなどにも入っていたりするのです。
そう、これら全部を追っかけて捕まえてひっくり返して細かに分けて整理整頓するのがウルさんの狂気じみたところ。(誉め言葉)
でも誰もが一度はワタル作品同士の繋がりについて考えたことはあるのでは?
気になる方は一読をおススメいたします。
また、書籍の装丁はとてもこだわりを持ってデザインされています。
正に創界山の頂上、「運命の鏡(ときのかがみ)」が眠いっている神部殿の宝物庫に一緒に保管されていても遜色ないデザインを目指していて、表紙の手触りや本を開いた時の古書の雰囲気にとても気を使っていてるのが伺えます。
イラストも多数収録。
主にSNSで精力的にイラスト投稿されているワタクの皆さんの力作ぞろいです!
筆部テイチさん
MASA。さん
いそみさん
みろか ありさん
ぎんたさん
龍大人さん
ホクティさん
うさぎんさん
きすいさん
ハシナハナコさん
せたあかりさん
茅さん
(掲載登場順)
見本をご覧になれば解る通り、ページ内をしめるイラストの面積は少ないのですが、大きくして一枚の絵としても見ごたえのあるイラストとして描かれています。
一枚一枚こだわった、それぞれの方の特色が出ていて読み進めていても飽きない仕様になっています。
このイラストを流し見するだけでもなんだかワタルの歴史を時系列でなぞって言った気分にさせる不思議な感覚にとらわれますよ。
いつぞやご質問頂いた、邪戦角の誕生の秘密についてもこの本でバッチリフォローされていますよ!
本の後半はワタル作品に登場する世界や土地の情報をまとめたコーナーになります。
作品内での記述を羅列しているだけと言えば身も蓋もありませんが、色々な作品からその土地の情報を集めてまとめて整理されているからこそ、一節ずつ想像を積みかさねていくとその土地の風土というか空気感が伝わってきます。
ワタル作品の舞台は神部界がメインとなりますので、我々が決して行くことが出来ない異世界です。
そこに行くことが許されているのは救世主たる戦部ワタルと一握りの他ワタル作品の主人公達となるので、我々はこのウルさんがまとめた情報を元に、かの地に想いを馳せることは更に作品への理解度を深める一助となります。
特に、同人作品としてオリジナルの物語を紡がれているワタクさんはご一読しつつ、作品制作の際にエンサイクロペディアとして傍らに置いておく事を強くオススメ致します!
ということでいろいろとご託を並べましたが、ご紹介しました「神部よろず草紙 ~上巻~」は、「まがたまのやしろ」の通販で2024/09/01までの受付となり、在庫無くなり次第終了となります。
因みに「一握りの他ワタル作品の主人公達」の話題はこちらの新刊になります。
今回説明に熱が入り長くなった為、次回持ち越しということで。
最後に今週のワタル組みプラコーナー?
影輝鋼衣戦王丸に続き、PLAMAX MS-19 影輝鋼衣空王丸です。
今回もメッキの厚みで普通に組む事は出来ませんでした。
特に両肩の砲台部分の組立には部分的に細かくメッキ削りをしないといけませんでした。
影輝鋼衣シリーズ、やっとこれで半分か・・・大変過ぎる。
最後までご覧頂きまして、はっきしいってありがとうございました!
またね。
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