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今だからこそ注目される、「PDCA」に変わる「OODA」とは

今回は「OODA(ウーダ)」について話します。

「PDCA」に変わって注目される「OODA」とは?

そもそも「OODA(ウーダ)」とは何か?
それは、PDCAと同じく「目標達成を効率的に進めるための行動指針」です。
現場で働く人たちや、実際にプレイをするプレイヤーなど、
PDCAと比べて、より「実行者」向けの行動指針です。

アクションまでの流れとしては、
「データを集める → 状況がわかる → 計画を決める → 動く」です。
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・Observe(データを集める)
 ┗ 実行者自身が、現状などの外部データ(相手、顧客、問題)を収集する。
・Orient(状況を判断する)
 ┗ 集めたデータを使いやすい形に形を変える。
・Decide(行動を決める)
 ┗ どのように動くか、計画を立てる。(ここに時間をかけない)
・Act(行動する)
 ┗ 計画を実行します。
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今、このOODAが重視される理由は、
「現状を判断し、それに即した行動を取る能力」が求められているからです。

このOODAの考え方は、おおもとは「戦場での考え方」から来ています。
戦場ではプラン通りに進まないことがほとんどで、
まずは、現状や相手がどんな状況か、を判断することが求められます。
その上で、限りなく正しい仮説を立て、実行する必要があります。

失敗すると命を落とす状況では、すぐに動くことが求められるため、
このような考え方になったと言われています。

まとめ

まとめると、実行者向けの「OODA(ウーダ)」を取り入れて、
すぐに動ける「実行者」になろう、ということです。

このOODAですが、すぐに実践することが可能です。
そのために、自分が営業の現場で見つけたコツを下記にまとめます。
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〈 Orient(状況を判断する)について 〉
・自分の強みを最大限活かせる状況を探す

〈 Decide(行動を決める)について 〉
・まずは、確実に達成できる計画を立てる
 ┗ 理由:OODAは複数回試すことが効果的であり、実行の精神的ハードルを下げるため
・計画を立てた行動は、開始時間を厳守する。

〈その他〉
・行動およびOODAを回すことは習慣にしてしまう
 ┗ 毎日何時からやると決める。
(※随時更新)
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PDCAとの違いについてもっと知りたい人のために…

違いを簡単に下記にまとめておきます。

〈 PDCA 〉
・有効に使える役職:マネジメントをする役割の人(監督、キャプテン、チーフなど)
・長所:みんなのアクションが計画に則るため、マネジメントがしやすい
・短所:精巧な計画を立ててから行動するため、動き出しに時間がかかる

〈 OODA 〉
・有効に使える役職:実際に着手する人(プレーヤー、一社員など)
・長所:動き出しが早い。PDCAより早いスピードでサイクルを回せる
・短所:成果が属人的になりやすい