レモンストロベリーシンドローム
瑠璃色のグラスに映る景色
背徳感を抱えたまま呆然としていた
女教師は青二才のまま感情的になり
生まれたての猫のように泣いていた
分かってはいる
理解もしていたが声に出せない
彼に対してシンパシーをおぼえた
些細なことだったの
「こんなことで」
いつも後悔が先
後から遅れて彼がやってくる
甘い時間は滔々と過ぎ去り
置き去りにされた木製の心
誰でも造形できるから嫌
唯一無二になりたかった
懐かしい汗の匂い
若い頃はなんて言ってさ
いつも気持ちを誤魔化していた
年齢の差などは大した問題ではない
本質は距離にある
測ることなどできない
二人で決めていく距離
共同作業みたいで嬉しかった
賞味期限を気にしないといけないなんて
冷蔵庫の中の卵
あと1つしかない
充電恐怖症の私には辛い
理解したいけどできない
寄り添って欲しいけど言えない
そんな想いを抱えながら
彼女はサスペンス劇場の如く
崖に追いやられた
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