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悲しみのクレープ

ぼくはいちごクリームがいい

ドラえもんの声に似ていた

とても可愛い女の子

金髪で身長が高く

常に寝巻きで街中を歩く

気怠そうに言葉を吐く

音楽はロックが好き

3ピースバンドのボーカルをやっている

ライブの時は普段とは一転

観客と魂の共鳴が起きる

心底音楽好きなんだな

人は大嫌い

話したくも無い

友達はぬいぐるみのミィちゃん

ご飯もいらない

咀嚼がめんどくさいんだ

寝ることだけが趣味

生きがいなんてない

ぼくなんて誰にも必要とされてない

お風呂も3日に1回

誰とも会わないからいいでしょ

会っても楽しくないよ

甘いものは好き

なんでかって

可愛いじゃん

それだけのこと

存在価値があるじゃん

必要とされてるでしょ

ぼくはだから

いちごクレープになりたいの

みんなから愛されたい

嫌われたくない

ぼくはみんなが嫌い

必要ないから

わがままだよね

口元についたクリームを舐め

こちらを向いて笑った

『Kindleで処女作を出版いたしました♪良かったら一読ください♪』

『Kindle出版の経緯と挨拶』

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