生産性と日本的組織に思うところ

今日ね、こんなエピソードを聞いたんです。

「Aちゃんがね、出張先で他の先輩たちと車に乗ったら、今度はちゃんと助手席に座っていたよ」

これ聞いて、最初意味が全然わかんなかったの。んで、話を聞いていく内に「前回、年次が下の人は(要は下っ端)助手席乗るんだよって先輩に教えられたからねー」って合いの手を聞いて、およ?って思ったのです。

タクシーで下っ端が助手席に乗るってなんじゃそりゃって。どうやら、下っ端はナビ役として隣にいないとあかんらしいんですけど、そんなん一番上手な人がやればいいだけやんって思いません?

会社ってつまるところいかに利益を上げられるかで、そのために下々の労働者は生産性を上げられるか試行錯誤するんじゃないっすかね。助手席に乗る伝統を守ることが生産性を上げることに繋がるなら、その伝統、そらもー推奨しますけど、まー、感じられんなぁってね。

ただまぁ、従ったほうが良い伝統ってのもある訳で、要は本質が伝わりきってないことが多いのかもしれないのですが、例えば面接で先に部屋に通された時。面接官がノックして入ってくるときには、立って出迎えるってのが良いとされてたりしません?私もこれすごい共感しているしきたりです。だってさ、面接しようと思って部屋入って、候補者が座ったまま自分のことを出迎えるってのは、感じる印象としてはウェルカムされてないなーですよ。お互いに言える。海外だってそれは一緒だと思うのよね。北米だと、握手するってのがあるので、あれを座ったままはしないでしょ。相手をウェルカムするという姿勢を見せている。だからなんでもかんでも、時代じゃないって切り捨てるわけじゃないんだけどさ、もよもよってした話でした。

そんな訳で、わたしゃ嫌われようが、意味のわからない伝統やしきたりは真っ向からぶった斬ってく役回りをしています。ネクストじぇねれーしょんのためにはやらざるを得んのですよ。


いいなと思ったら応援しよう!