「働きたくない...」という人は、働くのが嫌なのではなく、JTCで問答無用で働かされることが嫌なだけである
こんにちは、タコペッティです。今日は「働きたくない」「仕事が嫌い」という人について考えてみたいと思います。
先日、一歳の息子と一緒に、図書館に行きました。
子供が絵本に夢中になっている間、図書館をブラブラしていたら、ある本に出会いました。
それは、『働くってどんなこと?人はなぜ仕事をするの?』という10代向けの哲学本です。
高校生向けの本なので平易な言葉で書かれていましたが、最近出版されている新刊よりもよっぽど深い内容が詰まっていました。
重要な気づき:働くことの本質
この本の中で、僕の心に強く響いたフレーズがありました。以下引用です。
生活保護のフランス人たちは、働くことは拒否するものの、自分で絵本を作って売ったり、掃除をしたり、ボランティア活動をすることは喜んでやっているんです。
つまり、彼らは働くこと自体が嫌なわけではなく、企業に雇われて、ひどい条件で働かされることを拒否しているだけなのです。
考えてみれば、「働くのが嫌だ!」と言っている人たちの多くはサラリーマンですよね。
例えば、野球選手やお笑い芸人のように、好きで仕事をしている人たちもたくさんいるわけです。
「働く」の定義を見直す
最近は「FIRE(経済的自由)を目指そう!」という考えが広がっています。働くのは嫌だから、労働を辞めて、金融資産からの収入のみで生きていこう!という考えです。
しかし、FIREを達成した先には何があるのでしょうか?
毎日何もせずボーッとして、証券会社の管理画面と睨めっこしながら、節約に励むのでしょうか?
生活費を切り詰めて株に投資した結果、人間はどうなってしまうかを描いた小説に、「Phantom」があります。羽田圭介さん著です。
この小説には、FIREを実現している裕福な投資家男性の身なりがあまりにも質素であり、主人公が以前テレビで見た生活保護の受給者と変わらない…という描写も出てきます。
働くの嫌だからと、投資で財を成してFIREを達成するも、到達した先は生活保護受給者と変わらぬ生活….深く考えさせられる小説です。
FIREがブームになっている今だからこそ、僕らは「働く」という言葉の定義をもう一度考え直す必要があると思います。
そもそも、なぜ僕らは「働く」のが嫌なのでしょうか?
例えば僕自身は、JTC(ジャパニーズ・トラディショナル・カンパニー)で上司の言いなりになり、意味があるかどうかのわからない無駄な仕事をやらされることは大嫌いでした。
しかし一方で、例えばYouTube動画を投稿する作業に関しては好きでやっています。このnote記事執筆だってそうです。
JTCの仕事もYouTube動画投稿も、どちらも報酬をもらえる作業という点では同じだと思いますが、僕は前者の、JTCの労働に関しては死ぬほど嫌なんです。
これは僕だけではないようでして、日本の会社員は世界一不幸である、というデータもあります。
つまり、日本人は世界一、「会社の労働」が嫌いなのです。
しかし、これは日本人の「働く」という概念が、JTCでのクソ仕事、クソ上司の下での労働という定義に縛られているからとも言えます。
実際、多くの日本人は会社の仕事が嫌だと言いますが、自分でブログを書いて報酬を得たり、金融資産の運用をしたり、YouTuberになったりすることには興味を示しているんですよね。
解決策:FIREではなく、働き方改革を
だからこそ、働きたくないと思う人がまずやるべきは、FIREを目指すことではありません。
嫌な仕事を続けながら給料を貯めて、いつになるかわからないFIREを目指すのではなく、まず仕事を変える、働き方を変えることです。
僕の場合、新卒で入社したJTCを10ヶ月で離職し、Web業界に転職しました。
するとあら不思議、仕事が嫌だとは思わなくなりました。
それは、いつでもどこでも働ける自由があり、自分が好きで、やりがいを感じられる仕事だからです。
大切なのは、FIREに頼るのではなく、自分に合った働き方を見つけることです。
そうすれば、お金なんかなくても、今すぐに人生を変えることができます。
僕がJTCを辞め、好きな仕事に就き、完全自由なライフスタイルを手に入れるまでの軌跡についてはこちらのnoteに詳細を書いているので参考にしてみてください。
ではでは