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人生初の全国中継発表を、noteのディレクターさんの前でした話。
どうも、たこかけです。
私は、N高等学校の通学コースに通っています。
N高の通学コースでは、「プロジェクトN」という課題解決学習を行っております。
プロジェクトNとは高校生が社会に出て活躍するための知識やスキルを身に付ける課題解決型の学習プログラム。社会に必要なスキル(思考力・コミュニケーション力・プロジェクトマネジメント・表現力・ITスキル)を学び、社会的な課題の解決策を作ること、具体的なアウトプットを制作することを通じて、社会で活躍できる人材になることを目指します。
引用元:noteイベント様の記事
Illustratorなどのソフトを駆使し、提示された課題を解決するための「モノ」を制作し、スライドを作って、発表をします。
「SDGsを広めるためのN高グッズ作り」「ヘルスケアを学ぶためのゲーム作り」など、様々な課題を解決していく授業です。
詳しくは、N高のホームページに説明がありますので、こちらをご覧くださいませ。
そんなプロジェクトNなのですが、ただ単に発表して終わり、ではないのです。
その課題に関連した企業さんに講演会にて、課題解決やよりよい発表のためのヒントをいただき、優秀なグループは、企業の方に発表を聞いていただき、フィードバックまでいただけるのです。
物によっては、その後製品化、というものもあります。
そんなプロジェクトNの発表で、初めて全国発表で発表することになり、しかも、noteのディレクターさんにフィードバックをいただくことになってしまいました。
その経緯や感想等を綴っていきたいと思います。
そもそも、どんな課題を解決したの?
今回のプロジェクトは、夏休み明けから9月にかけての約1ヶ月間に行いました。
そのプロジェクトの課題は、「ニューノーマルの遊びを伝えるプロジェクト」です。
新型コロナウィルスの影響で、今までのように遊びをするのも難しい。
こんな状況でもできる遊びを考えよう!というのが、今回の課題です。
オンラインでできる遊びか、オフラインで、ソーシャルディスタンスなど、新しい生活様式を守ることのできる遊びを制作し、遊びの紹介をする、というのが具体的な内容でございます。
先ほど、
関連した企業さんに講演会にて、課題解決やよりよい発表のためのヒントをいただき、優秀なグループは、企業の方に発表を聞いていただき、フィードバックまでいただける
とお伝えしました。
では、今回のプロジェクトは、どの企業さんがタイアップしていただけたのでしょうか……。
それは……
今皆様が見ているであろうnoteさんです。
あと、文化放送さん。
とてもびっくりでございます。
今までより、関わりの深い企業さんだったので、
「N高さんやってくれたなぁ!」
と思いましたね、はい。
プロジェクト内容を聞いてすぐ講演会
時は、夏休み明けて2日目。
初回のプロジェクトNの時間。
これからどんなプロジェクトをやるのかなぁ、ついていけるかなぁ、というワクワクと不安を持ちつつ、授業が始まりました。
そのときに、タイアップがnoteさんと文化放送さんというのを聞き、なんとその後すぐに講演会が始まりました。
いつもは、プロジェクトの内容を聞いた後、数回授業にて課題解決のための方法を作って、その途中に講演会で助言をいただくのですが、今回は、やることを聞いた直後の講演会だったのです。
心構えができていませんでしたね笑
講演会の内容は、noteはどんなツールなのか、そして、伝わるnoteの書き方です。
私自身知りたいところであったため、いつも以上に真面目にメモをとっていました。
制作、そして発表
講演会を聞いた上で、遊びの制作を行いました。
ソーシャルディスタンスを保ちながら遊べるもの。
オンラインで遊べるもの。
かなり大きな制約の中で、遊びを考えることになりました。
このプロジェクトの制作物(アウトプット)は、遊びを紹介するためのスライドと、note記事です。
実際に、各キャンパス・各グループの記事が、noteに投稿されています。
グループで話し合いを重ね、実際にできたものは、宝探しゲームです。
響きだけ聞くとありきたりな感じがしますが、ちょっとした工夫が入っています。
オンライン遊びと書いてありますが、オフラインでも遊べちゃいます。
詳しくは、実際の記事をご覧くださいませ。
グループのメンバーが制作した記事です。
そして私は、もう一つのアウトプットである、スライド制作をさせていただきました。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35770817/picture_pc_7fc86478a7a26352dba0c2dd6fee7070.png?width=1200)
スライド作りは得意なので、かなり頑張りました。
(良い背景がなかったので、PowerPointから持ってきちゃいましたが。)
私のスライド作りは、かなりアニメーションを入れるので、マウスのクリックタイミングを伝えるのが難しいです。
なので、発表も私がやることになりました。
制作が一通り終わり、まずはキャンパス内で発表をしました。
まずは、Zoomで、4〜5グループほどに向けての発表。
ここでは、画面に向かって発表をするので、実際のスライドを見ながら落ち着いてできたと思います。
他のグループの発表を聞き、「あ〜、その視点はなかったなぁ」というのがとても多くありました。
全グループの発表が終わった後、そのZoomの担当が一番よかったグループを発表し、選ばれたグループは、キャンパス全体にプレゼンをする、ということでした。
そこでまさかの我らが「田中山中と愉快な仲間たち」が選ばれたのです。
(グループ名です。ペルソナ設定が田中山中さんだったところからつきました。)
選ばれてしまったには、仕方がない。
キャンパス内発表をしようじゃないか。
ということで、だいたい130人ぐらいかな。
そんな大勢な人の前で発表をしました。
最初の発表は画面に向かってだったのですが、前で発表をする時は、モニターにスライドを映し、聞いている人の方を見て喋っていたため、緊張はそれはもうやばかったです。
多分手ちょっと震えてたんじゃないかなと。
ちなみに、キャンパスの前で発表したことは、前に1回あったのですが、そのときは私はあまり喋っていなかったので、発表したのは初と言っても良いでしょう。
キャンパスの前で発表をしたのは6グループなのですが、その中から2グループが全国発表に出ることに。
そして、先生方の話し合いの結果。
まさかの我らが「田中山中と愉快な仲間たち」が選ばれたのです。
(グループ名です。ペルソナ設定が田中山中さん以下略。)
しかも、先生の公表で、「全会一致だった」とのこと。
どこのグループが良いか話し合った時に、全員一番に田中山中が出てきたそうです。
全国発表に推薦されるのは初。
嬉しいようですが、緊張もかなりありました。
全会一致というプレッシャーがすごかったです。
全国発表の日まで
選出されてからは、そのことが頭からあまり離れませんでした。
キャンパス発表の時、詰まりかけたので、そこをなんとか練習しないと。
本当に発表することになったのか。
やばいことになっちゃったな。
キャンパスでの発表では、ルール説明のところが詰まったので、そこを重点的に練習し、実際にリハーサルもしました。
そのときに、他の人に発表を聞いてもらいました。
人に聞かれるのに慣れておこうという考えでやってみたのですが、かなり良い結果となりました。
これがあったおかげで、本番は落ち着いてできたんじゃないかなと思います。
嫌な予感、予感的中、そして地獄の知らせ
全国発表の前日。
「あ〜、もう明日のこの時間は発表しているのか。」
こういうことばかり思っていましたね。
その日の放課後。
キャンパス中継の前日なので、先生方がZoomのセッティングとテストを行っていました。
ただ、なんかいつもと雰囲気が違う。
これまでキャンパス発表のために机の配置を変えたことはなかった(と思う)。
マイクも2本用意しちゃって。
そのとき、お腹が痛くなりましたね、早すぎ。
そんな中、ボーッとしていたら、先生から衝撃的な言葉が。
「一番最初だから、頑張ってね。」
……!?!?
一番、最初!?!?
いや待て待て待て、初めての発表を一番手って……。
やばい、これ、流れ作るからスムーズにできなければ……。
さらにプレッシャーが増しました。
でも今更後戻りはできない。
練習練習。
そして迎えた当日。
キャンパスはなんかいつもと違う異様な空気が流れていました。
なぜかというと、中継元が私が通っているキャンパスだったのです。
つまり、
発表を聞きにいらっしゃったnoteのディレクターさんがすぐ近くにいるということ。
いつもは、他のキャンパスが中継元で、Zoomに向かって発表するのですが、noteのディレクターさんの目の前で発表するということになるのです。
Zoomに向かってですが、実際にnoteのディレクターさんがすぐ近くにいるのです。
生で聞かれるのか!?しかも、トップバッター!?!?!?
それを知った瞬間、あ、すごいタイミングで引いちゃったんだな、と思いました。
でも、登校してしまった以上、もうどうしようもできません。
授業が始まってしまいました。
noteのディレクターさんのお話を生で聞く。
それはもう貴重な体験です。
「それでは、発表のほうに参りましょう。」
あ、時が来た……。
初めての全国中継発表、そして生でフィードバック
お呼ばれしてしまったので、あー、もうとりあえずやり抜くぞ、そんな気持ちでカメラの前へ。
そこに向かっている時が緊張の最高点だったかもしれないですね。
「これから、田中山中と愉快な仲間たちの発表を始めさせていただきます。」
喋り始めてしまえば、割と楽でした。
事前に練習を重ね、他人に聞いていただいたことがここに活きたのかなと思います。
ただ、聞いているのは今この場の空気を吸っている人だけではないのです。
そう、全国中継発表なのです。
全19キャンパスあるのですが、それを2ブロックに分け、9キャンパス11グループの発表。
そう、9キャンパス。
通学コース全キャンパスで2,800名。
週一回登校するコースはこのプロジェクトをやらないのと、2ブロックに分かれている、というのを考えると、だいたい900〜1,000名ぐらいでしょうか。
それぐらいの前の人数で発表をしているのですよ。
映画館には入りきらないでしょう。
クレアこうのすの大ホールの1・2階席で入りきるのかな。(例えがわかりづらすぎてごめんなさい)
単純計算であるので確実ではないのですが。
そう考えるとやばいことしてるなぁと思いました。
しかも、手を怪我していたので、ギプスを巻いた状態でマイクを持ち、カメラの前に立つ。
ちょっと見苦しいところが多かったかもしれません。
治してから発表したかったとずっと思っていました。
しかし、そんなことも言ってられない。
それを気にせずなんとか落ち着いて発表をできた私。
noteのディレクターさんから、直々にフィードバックをいただいたのですが、頭が真っ白になりかけていたので、なんと仰っていたのか覚えてないです……。
とりあえず、特にトラブルなく無事に発表を終えることができたのでした。
一安心。
他のキャンパスの発表を聞いてみて
あぁ、終わったんだな。
そんなことを感じられたのは、次のキャンパスの発表の時でした。
次のキャンパスは、良い意味でとても癖の強い発表でした。
印象に残る。
流れを大きく壊してきました。
いやー、この後だったら絶対終わってたな。
まだ最初で良かったな。
そう思わせてくれました。
noteのディレクターさんに質問をしてみた
その後も色々なキャンパスのユニークな発表があり、どれも面白かったのですが、かなり早めに終わったため、質問コーナーが行われました。
こんな機会、二度とない。
質問、しちゃうか。
ということで、しちゃった質問。
「記事を書く時に、書きたいことが頭の中にいっぱい出て来ると思うんですけど、この時、どうやって整理をすればいいか。」
実は、発表よりこっちの方が緊張しました。
質問の相手が相手ですからね。
答えとしては、
「出てきたことを全部書いちゃって良いと思う」
とのこと。
なので、全部書いちゃいました。
答えていただいた時、さらに質問を重ねてきていただきました。
どんな記事を書こうとしていたのか。
こうなりそうだな、の上での質問だったので、
「特にないんですけど、自分だったらこうなりそうだったので」
とお返ししてみたら、今回の発表のことを記事にしてみてもいいかも。
とのことだったので、本当にさせていただいた次第です。
この質問をするまでは、この記事を投稿するつもりはありませんでした。
そんなこんなで終わった発表会。
企業の方に自分の話を直接聞いていただき、フィードバック、そして、質問まで。
2年生なので、高校生活もちょうど折り返し地点。
良い思い出になったと思います。
ちなみに。
ちなみになのですが、noteさんの企画で、「N高生が考える「ニューノーマルの遊び」発表会」というものがありまして。
なんと、N高生が参加することになるみたいです。
私はおそらく選出されないと思いますが、実際に見てみるのが楽しみですね。
イベント詳細は、こちらから。
さらに、文化放送にて、N高生が考えた遊びのラジオCMも流れるみたいです。
とても楽しみです。
こちらの記事に、ちょこっと書かれていますので、続報を楽しみにしましょう。
そして、今回考えた遊びは、noteに記事として公開されています!
私のグループだけではありません。
全部見るにはとても根気がいるほどあります。
工夫が凝らされているものが多く、見てみると面白いので、是非見てみてください!
各キャンパスのアカウントで投稿されています。
こちらのマガジンには、今回全国発表で発表した遊びがまとまっています。
ちなみに、こちらが私たちのグループの記事です。(書いたのは私ではありません。)
是非、「スキ」してみてください。
記事を作った方が、数字を見て喜んでくれると思いますので。
〜以下、10月04日追記〜
そんなプロジェクトNが、2020年度のグッドデザイン賞を受賞したみたいです。
ICT教育を活かした点が大きく評価されたみたいですね。
詳しくは、こちらへどぞ〜
〜追記終了〜
ちょっと強引なまとめ。
今回の発表で、人生レベルで大きな成長をできたと思います。
次前に出て発表できるかわからない。
もしかしたら、もう二度とないかもしれない。
全国発表し、noteのディレクターさんにフィードバックをいただき、質問をしてしまったこの日は、きっと今年で一番大きな出来事になることでしょう。
またこのような機会が運良くできた時には、今回の反省も大いに生かし、さらに良い発表をしていきたいと思います。
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