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改めて2024年は8番出口旋風だった

※8番出口ならびに8番のりばのネタバレを含みます。ご注意下さい。



KOTAKE CREATEさんが2023年11月に発売された8番出口というゲームは、多くのゲーム実況者から、配信者、さらには普段ゲーム実況をされてない方もプレイし多くの反響を呼びました。
そして前年の終わりから2024年まで、とても多くの異変を探すゲーム。つまり8番出口の影響と思われる作品が物凄く発売されました。8番出口系と言われるまでの影響のはしりとなった本作は、2023年を跨いで今年1年のゲームのトレンドと言っても過言ではないでしょう。

8番出口の個人的に良いと思うところ

1.敷居が低い

 異変を見つけるというのは、つまりは間違い探し。お子様からお年寄りまで楽しめるコンテンツです。

明らかな異変から微妙な違いの異変まで色々

 そして異変の種類も間違い探しだけではなく、その異変に対処が必要なものを用意して操作を要するゲーム性と変化を付けている。また、ホラー要素と不気味さは異変という言葉との親和性が高く、雰囲気作りにも一躍買っている。
 また、それぞれの事象に対する考察もゲーム側からは用意されておらず、なぜこの場にいるのか。おじさんは何者か等はプレイヤーの中で考察が好きな方が勝手に推測する程度のものになるので、それも敷居の低さに繋がってると思います。誰もが気軽に異変のある世界に身を投じられるんです

2.異変の数と憶えやすさが丁度良い

 異変の数は2~3週プレイすれば網羅可能な数で、前述した普段ゲームをしない人もプレイする事を考えると丁度良いと感じる。そして、異変を探す前に普段の画面を覚える必要がありますが、これも他の8番出口系のゲームを色々遊んだ上で尚更感じましたが、非情に丁度良い情報量なんです。

見慣れた光景

 遮蔽物は無く、動くものはおじさん1人。ざっくりとした外観と細かいところまで見るとポスターくらいでしょうか。最初にやる事が(憶える事が)多いと、それだけで敬遠してしまい兼ねないですが、8番出口は丁度良いのです。

ルールも必要最小限

3.異変の難易度が丁度良い

 見て直ぐ気付くものからビックリさせるもの、細かいもの。果ては気付くのがゴールではなく、適切な対応をしないとゲームオーバーになってしまうものまであります。

おじさんはともかく、プレイヤーの運命は…

 全体的な難易度の差はあれど、意地悪いなとか、理不尽さを感じる異変は用意していないのが何気に凄く考えられているなと思います。
 ここで言う理不尽さというのは、ゲームオーバーになるとかではなく、異変の内容に納得いかないという意味合いですね。例えば、歯科医院のポスターがあって、9時診療開始が異変時は11時でした…これが異変ですって言われると、確かに間違い探しとしてはそうなんですが、異変か?ってモヤモヤします。また、そんなところを変えられると、とても気付きにくいですよね。そうなると最初の憶える段階で物凄く集中して事細かく見ないといけないのはストレスになるかもしれませんね。そう言ったものが無いのが素晴らしいと思います。
 実際、8番出口系のゲームでそのような凄く細かいものが異変として出されるケースがあったのですが、見つけても達成感というより、異変か?これ?という気持ちのが勝って苦笑いでした。

以上の事から、プレイしやすい敷居の低さから内容もバランスよく、~系と名が付くのに相応しい素晴らしいゲームであり、間違い探しという身近なコンテンツから流行を作り出した事を尊敬します。

続編?8番のりばは8番出口とは同じじゃない

そして5月末に発売された8番のりば。続編と大きな期待と注目を集めた本作は、単純に8番出口とは違う試みがあって、制作者さんの意欲を感じられました。

今度は電車の中

8番のりばの個人的に良いと思うところ

1.引き返せない

 8番出口では異変を見つけたら引き返すのが正解。しかし今作では引き返せない。前作でも一部の異変にあった、適切な対処をして進む事が必要となる。これはゲームのストアページで~周囲の異変に注意しながら、脱出する方法を見つけよう~と記載されいる。

前作では引き返すが、今作では突き進む

 単純に前作と同じスタンスにして、異変の質で勝負も出来るが、敢えてゲーム性に変化をつけたのはとても良い判断だと思う。

2.好奇心との戦い

 引き返さずに対処するとなると、より一層異変に近づく度合いが高まる。そうなると、異変に対処は出来るが…これ、ミスったらどうなるんだろう?という好奇心が湧いてしまう。
異変を見つけて対処した後に、やっぱりミスしたらどうなるか気になる…でももう6番まで来たしクリア目指したい…と異変との接し方、考え方との変化が8番出口とは違った楽しみ方となる。
 また、全体的に対処が必要な異変が多くなるので、突然アップになったりと、脅かし要素は8番出口よりも増していると思います。

避けられるけど、掴まったらどうなるのか…見てみたい

3.ストリーマーのリアクションも楽しもう

 特に8番出口をプレイしている人は、引き返す先入観からどう反応するか。異変への対処の仕方。好奇心を優先するか…等、様々な反応を楽しむ事が可能です。人によっては本作は強くホラーに感じて、怖がる人も居ますね。
 例えば、あるイラストが描かれていて、これが異変で謎解きになるのですが、イラストはドアに見える人も居れば、別のものに見える人もいます。

これなーんだ?

 個人的にはstylishnoobさんがこれをスマホのフリック入力ではないかと推理した時に成程と思いました。期待通りの反応から、意外な反応まで、8番出口と8番のりばからはそれぞれのストリーマー、実況者の魅力を垣間見れる要素があります。



以上です!拝読ありがとうございました。

今後もKOTAKE CREATEさんや多くのゲームクリエイターさんが楽しい、素敵なゲームを作って頂くのを楽しみにしております!




で、ストリーマーのくだりの直後に書くのもあれなので少しスペース空けて
一応、自分も両作品を実況しています。宜しくお願い致します。


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