ただ淡々と美しく生きる
生きている時に
苦しみがあると
そこから逃れたいと言う
ある種の情熱と共に
時が過ぎる
苦しみから逃れると
空っぽになった
入れ物に
1人取り残されたかのように
守られた
カゴの中で
#詩
私は
彼と自分を
重ね合わせていた
彼が自分の家を
親兄弟を捨てて
1人で生きると決めて
と言うことを
私が
苦しみの中で
もがいて
出られない所から
思い切って
いらないものを捨てて
飛び出したら良い
って
沢山のものなんて
いらないんだって
そう
貴方は
私に教えてくれたんだよ
だから
私は
どん底から這い上がってきた時に
そこの外にでる
鍵を
貴方が開けてくれたなって
思ってる
それは
やはり
誰かが開けてくれないと
出られない扉でもあったし
その出会いは
私の生きる時に
必要な出会いだった
これから
必要とすることになるか
分からないけれど
私が
貴方と出会ったことは
必然だったって
…
何も
悲しむことはない
苦しみから逃れて
苦しめてくる人を
感じることなく
ただ淡々と
離れる準備を進めて
ただ淡々と
身なりを整えて
仕事へ行き
ただ淡々と
転職してから
覚えてきた仕事を
繋がった人たちを
引き継ぎ
また
何もなくなり
私は
それを繰り返す
私は
悲しかったんだな
…
モラハラ男から逃れて
転職先で
居場所を見つけて
繋がりのできた人達
自分の担当の仕事がある事は
居場所になり
それが
奪われたことは
私を不安にも
させている
きっと
こんな時に
あのモラハラ夫がいたら
この話をしたら
ただ
罵られて
尚更落ち込み
もっとグチャグチャに
なっていたと思う
…
それが無い分
私は
今の気持ちを
考えなくなっていたように思う
淡々と
ただ
淡々と
好きな彼を思う気持ちだけ
それで
私の思考のほぼ全てを
埋め尽くすことで
考えないといけないこと
でもそれは
考えすぎない方が良いこと
それらのいらない思考が
入り込む余地がない様に
してきた
…
助けて?
って思ってる
何故か
助けてくれるのは
貴方なんだって
思ってる
ただ
助けて欲しいって
思える相手がいて
現実にそうならないから
思っているだけで良い
…
私は
また今日も
ただ
淡々と
言われたことを
丁寧にこなし
与えられたコトを
美しくこなすことに
注力して
それが
誰でもできることでも
自分に
また
価値を見出せる様に
…
今回の異動は
社長の
私はなんでもこなせそう
と言う
バイタリティー
から
きているらしい
社長が言うには
…
自分の見える範囲で
仕事をさせる
だから外へ出る
営業の仕事ではなくなった
大丈夫
輝ける場所は
またあるはず
一日中
ずっとおしゃべりして
愚痴を言っている
おばさんたちと
同じ事務所にいると
頭が狂いそう
…
色んな
私の頭の中
今日も
ただ
淡々と
丁寧に
ただ淡々と
美しく
時を生きましょう
…
ただ
淡々と
…
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