2020/7/2
久しぶりにあちこち駆け回り、気づけば15:30。池袋でお腹がすいたけど、さっと食べたいものが思い付かなくて困った。
ランチタイムも終わってるし、どうしようかな~と悩んだ結果、東武百貨店の地下のカレー屋さんに向かった。
ものすごく久しぶりに向かったので、店構えがかなり変わっていて驚いたけど、テイクアウトの白に金で縁取られた紙容器は変わらないままでほっとした。
食べたいものは決まっていて、ビーフカレーのポーチドエッグとほうれん草のせ。ふと目についたので、揚げなすも追加。一口食べて、やっぱり好きだな~とニコニコしてしまった。所謂欧風カレーとはちょこっと違う(ような気がする)まったりと甘いけど、スパイシーなカレーは日本人好みだろうなぁと思う。スパイスカレーの美味しさにはまってから、あまり食べることがなくなっていたけれど、欧風カレーもとっても美味しい。つけ合わせの甘酸っぱいキャベツと、卓上にある微塵切りのきゅうりの漬け物、ナッツとパイナップル、レーズンを添えてもくもくと食べ進める。
このカレー屋さんは、小さい頃に母に連れられて池袋で買い物をする際、時折寄るお店だった。
赤いカウンターテーブルが並び、少しだけ暗めの店内はわくわくしたし、具が溶け込んだカレーはおうちカレーとは違って特別だった。ハヤシライスかエビカレーを私はねだり、母はビーフカレーをよく食べていた。つけ合わせの甘酸っぱいキャベツが当時の私は苦手だったけど、カレーと一緒に食べればなんとか食べることができた。卓上にあるパイナップルを何度も追加して甘くして食べていて、母に苦笑いされていたっけ。
大人になって母と出掛けることが減り、一緒に食べることはなくなってしまったけど、今日みたいにふと思い付いて寄ることがある。子供の頃は特別だな~なんて思ってたけど、実はチェーン店だということも一人でいくことが増えてから知った。とはいえ、一口食べると、あ~懐かしいなぁ。なんて気持ちになって、ちょっぴり泣きそうになるから、もくもくと食べすすめる。前は苦手だったキャベツも、さっぱりとカレーを食べるのには必要で、寧ろこれがないとダメだなぁ、とすら思う。懐かしいカレーを味わったあとの、なんともいえない幸せないふわふわした気持ちもいい。また食べにいこっと。