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パリピとスペインと日本人
皆さんはスペインにどんなイメージを持っているだろうか?
給料が低くとも、貯金が無くても、彼らは非常に明るく前向きに暮らしている。その姿は私のお金と人生に対する価値観を変えた。
日本人は上司や会社の命令を遂行しようと努力をし、自分の精神や体を傷める事も顧みない。微熱で会社を休むことは悪だと思っている人も多々いるのではなかろうか。
スペイン人は自分自身を大切にする。
これは自己中心的と言う意味では無く、自分の主張をはっきりすると言う意味だ。体調が悪かったらそこまで程度がひどく無くても、休みを取っている。日本とは仕事に対する価値観が180度違うのである。
バルセロナで私を助けてくれた親友、クリスチャンは私が今まで日本人として積み上げた価値観をぶっ壊すには十分なスペイン人であった。
彼は、非常にパリピである。
実際、金曜日と土曜日の夜にはディスコテカでお客の呼び込みの仕事を行っていた。
私はひょんな事から彼の同居人となったのだが、週末になると毎回別の若い女の子を家に招いて一晩を過ごしていた。私はその姿を見て、へースゴいな!同じ男としてこう言うふうに生きる人生もあるんだと感心したものだ。
ただ代償はそれなりに払っているように見えた。
スペイン人は個人差はあれども、日本人より性には大らかである。是非スペイン語の曲を聴いて欲しい。殆どの曲が男女の情事に関連しているものが多い。
Youtubeで一番再生されている曲「Despacito」もうPVから男女が腰をバンバン振っている。
また、Becky Gの「Mayores」これはスペイン語の勉強している時に歌詞の翻訳を見たらまさに直球ストレート。
A mí me gustan más grandes
Que no me quepa en la boca
(私は口に入らないような大きいのが好きです)
スペインの両親は子供に歌詞の意味を聞かれた時はなんて答えるのかとても興味がある。
沢山の名曲に出逢えるのもスペイン語の魅力の一つである。
日本語の歌の歌詞は表現をだいぶソフトにしていて、聞き手の想像力に任せるところが多い。
パリピ要素の一つに、スペインはアルコール消費量も非常に多い。
バルセロナの職場でのスペイン人の先輩はお昼休憩の際にビールの臭いがする人もいた。
なんと大らかな国なんだろうか。
これに関しては私の中でも審議中だ。
お金がなくとも、楽しく笑顔で人生を過ごすその姿を見て、お金を貯めて喜んでいる自分に疑問を覚えた。
勤勉に仕事をするのは良い事だ。しかしながら笑顔で溢れる人生を送る事も大切なことではないのか?と自分に問いかけるに充分な時間をバルセロナで過ごした。
日本企業で働くには余計な事を学んでしまったのかもしれないが、スペインの大らかさに習い今後の人生の糧にしようと思う。