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僕は火星人じゃなかったらしい。

火星人として育てられた。

僕はみんなからどんな人に見えているんだろう。たぶん、聴く人によって全然違う答えが返ってくる。全く異なる複数の印象を持ってる人もいるはず。

ざっくーり、「変わってるヤツ」とか「よく分かんないヤツ」という印象を持ってる人は多いと思う。それは家族や親戚、友達の親でもそんなに変わらないみたいだ。なんなら、幼い頃から父親にはよく「タケは火星人」と言われていた。そうやって冗談で言われ続けて、僕も面白がって「自分は火星人なのかもしれないなぁ」とか思っていた。

別に僕が変人だとか火星人だとかはどーでもいいんだけど、自分の思考回路が自分でも分からないのにはムズムズしていた。衝動的な言動の直後に後悔して落ち込んだり、何かを考えている時に勝手に頭の中で連想ゲームが始まって気づいたら全然違う事考えていたり。決して嬉しくはない自分の気質だけど、それに悩まない程の能天気さには助かっている。笑

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HSP

突然だけど、僕は恐らくHSPだ。
HSPとは、Highly Sensitive Personの略で、物理的、心理的な物事に繊細だったり、敏感に反応する人の気質の事を言うらしい。詳しくここに書くよりも、以下のサイトがとても分かりやすく解説しているので、興味ある人は是非参考にして欲しい。

ここまで読んで、ツッコミたくなった人もいるはず。「おいおい、あんなに適当で能天気なお前が繊細で敏感?」と。自分でもそう思った。けど、確かにHSPの4つの特性であるDOESにはどれもぴったりあてはまるのだ。

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HSS型HSP

HSPでは説明しきれない自分の気質について知りたいと思い、HSP関連の事をネットで調べてみた。そうすると、HSS型HSPという気質の人が存在するという事を知った。HSSとは、High Sensation Seekerの略で、刺激やリスクを求める人の事を言う。一見HSPとは相反していそうなHSSだが、ビックリな事に、HSPとHSS両方の性質を併せ持つ、HSS型HSPというタイプの人がいるらしい。

この説明も僕が改めてするよりも、とても分かりやすくまとめている記事があるので、「繊細で敏感なクセに刺激やリスクを求めるってどういう事だよ」、と思った人は、是非以下の記事を読んで欲しい。

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自分のことが分かって嬉しくなった。

二年程前から、自分はADHD(注意欠陥・多動性障害、発達障害の一種。)気味なんだなぁと思っていた。(医者などに診断された訳ではない。)でも、言動として現れる部分は一致するけど、頭の中で起こってる事はあまり当てはまらないとも思っていた。

そこで半年ほど前にHSPの存在を知り、「あー、これも当てはまるな」となんとなく思っていた。そこで正月の暇な時間を使ってHSPについて調べていたら、HSSという言葉を見つけ、HSS型HSPという人がいる事を知った。HSS型HSPには、ADHDの気質と自分の間にあるギャップが全くなく、スッと自分の中に入って来て、納得できた。

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別に、自分の事をADHDだと思っていようが、HSS型HSPだと思っていようが、自分が自分である事には変わりないし、何かが変わるといった事も無い。けど、今まで自分の変なところを自分の中で「火星人だから」と、よく分からない物として片付けていたのが、「HSS型HSPだから」と、ちゃんと思考回路を理解できるようになったのは、なんだか嬉しい。「あなたのような人もいていいのよ」と、見えない誰かに受け入れられた気がして、温かい気持ちになるのだ。

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