さばのお刺身
先日、魚の業者さんから日本の冷凍技術が進化しているんだというお話を聞きました。
水槽に塩水の氷水が入っていてそこに生きた魚を入れると数秒でカチカチに冷凍されるんだそうです。
表面から冷凍されていくため血液が心臓に貯まり血抜きの必要もないんだそうです。
おかげで新鮮な魚の輸送が簡単になり、僕ら海外の人間にもおいしい青魚のお刺身が食べることができるようになったんだと。
じゃあという事で、業者さんにお願いして取り寄せたら思いのほかおいしかった。
僕は青魚が好きなので、是非という事でメニューにしてお客さんにも食べてもらったら評判が良かった。
ある日、年配のお客さんからクレームというかサバのお刺身が新鮮でないとのクレームが来た。おかしい。仕込んだものが古いはずもない。運よくお客さんはタイ人だったが英語が話せたので聞いてみるとやっぱり新鮮でないという。
ただ、僕が管理しているため、今日捌いた旨などをご説明させてもらうと、
「だってあなたのスタッフが自信満々に冷凍の魚だっていうじゃない!!」
まぁそうなんですけどね、うちのスタッフがずいぶん割愛したご説明をしてしまったんですね。。。
もはや平謝りです。
きちんと冷凍技術のご説明をしたがもはや火の車。
あまり進化しすぎた文化や技術は説明も難しいしご理解頂くのも難しいようだ。
今後はどのように説明しようか。もはや説明もない方がおいしさを理解いただけるかもしれない。。。。