「ちゃんとやんねん」

ハイキュー　稲荷崎高校　北信介
to the top 20話

誰かが見とるよ。神様はそこら中におるからなぁ誰かが見とるよ。

「他の誰よりも強い」という自信ではなく、自分はしくじらないと言う自信

緊張なんかする意味わからん。いつも以上の力を発揮しようとするから緊張するんやろ？だって、飯食うたりクソしたり、毎日のことには、緊張なんてせんやんか。バレーかて同じやろ。練習でできとることやったら緊張なんかせんやろ？

毎日やんねん。ちゃんとやんねん。体調管理、掃除、片付け、挨拶、バレーボール

「神様はどこにでもおるからなぁ」ばあちゃんはいつも言うとったけど、そのうち俺はどっちでもええなって思うようになった。神様のためにやっとるわけやないしな。

「反復・継続・丁寧」は心地ええんや

結果より過程が大事と大人が言うて、子供はいまいち納得せん。でも、俺は大人に大賛成や。俺を構築するのは毎日の行動であって、結果は副産物に過ぎん。将来バレーボールで飯食ってくわけでもないしな。俺は。でも、これも結果のうちかな。

喝采はいらん。ちゃんとやんねん。

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いつでも思い出せるように残す。

つい、自分のことに重ねてしまった。

仕事柄、人前に出ることは多い方だ。

慣れているからと言って緊張しないわけではない。



うまくいくかな？失敗したくないな。

そんなことを何度も何度も頭の中で繰り返し唱えている。

そして、そんなことを考えている自分自身に自信を無くす。



なぜ緊張してしまうのかを考える。
成功、失敗問わず、経過はどうあれ行き着く先はここにある。

・人からどうみられるかへの不安

である。

では、この不安を取り除くためにできることは何かを考えてみる。









しかし










何もないのである。





そう言った不安を取り除く術はない。
他者に与える印象や自分への期待値を知ることは自分にはできないし、それを操作することもまた不可能である。




ではどうするか。






自分自身の強化をする他ない。

緊張を取り除くためには、自分自身が強くならなければならない。

結局のところ、何をするにも自分しだいなのである。

誰かがやってくれるなんてことは決してない。

自分が自分でいるためには、自分に課せられたことを、最後は自分自身の手で解決しなければならない。

自分に自信を与えてくれるのも自分自身だ。

「反復・継続・丁寧」は心地ええと思えるように。

自信をつけるために、与えられたものを毎日コツコツ。

自分を鼓舞するように。





きっと、いつか、平然とできるように。

ちゃんとやんねん

さようなら。