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【雑記】現代学生百人一首

東洋大学が100周年記念で始めたのが凄くウケたようで、今も続けているようです。

サラリーマン川柳みたいなやつですかね。
それの学生版で、短歌で表現したもの。

たまたま目についたので見てみたら、意外と面白かったです。
サラリーマン川柳のような皮肉っぽさやあるあるは薄く、
いろんな側面で「若々しさ」を感じる作品が多いです。
まぶしすぎたり、「アオハルかよ!」だったり、
触ったらやけどしちゃうようなものとか(謎)。
この若さ溢れるエネルギッシュなものだけでなく、
現代らしくてクスっとくるのがあるのが面白いです。

例えば・・・

「学校の自販機頼り百円を握りしめるも十円値上げ」
想像できて面白い。ショック大きい。膝から崩れ落ちたことでしょう。
子どもにとって10円は大きいですしね。
昔、おもちゃ屋でおもちゃを買おうとしたら、
1円足りなくて泣いた友人がいたのを思い出しました(実話)。

「ねえ父よそのおかえりは母じゃない声が似てきた私なんだが」
父もう耳がイカれてて面白い。
現在の父は高齢化で早々に耳やられちゃったんでしょう。
たぶん私の10年後である(娘いないけどね。耳の話)。

「AIにレポート書かせAIにバレてしまったAI社会」
これ最高!現代っぽくて良い!
約20年前はインターネットを駆使してレポートを仕上げるのがある意味学生の必須スキルでしたが、今はAIに書かせるわけですね。
AIだからそれなりに巧妙なんだと思うのですが、
それを破るのもAIというのが面白い。

ちなみに約20年前、院生だった私は学部生の実験副手をやっていて、
レポートの採点もしていました。
慣れてくるとスキルとして身に付くのがレポートの課題、考察をインターネットからパクったか否か
意外と簡単で、レポートを読んでいれば「こんなキーワード、普通入れんだろ」というのがわかるので、そのキーワードを拾ってGoogle先生にポイっと投げれば、パクった文献が出てきます。
レポートを学生に返す時にその文献を印刷して挟んでおいて、
「キミ、残念だけど0点です」と肩を言って叩きます。

こんな感じ

必修科目なので留年です。蒼白した顔面は何度も見てきました。
本当にありがとうございました(鬼)。

AIもたぶん裏の動きは似ていて、キーワードを拾って分別して出所を探るんでしょうね。
AIとはいえ、インターネットにあるものがデータソースになるわけですから。

プロンプトで細かく指示できていれば見破りにくいでしょうが、
大半の学生はそこまでできないからバレちゃうんでしょう。

という想像ができちゃって、思わずニヤニヤしてしまいました。


最後に1つ。

「LINEとかなかった時代に生まれたい次こそあなたに直接告(い)おう」

これはツールが違うだけで今も昔も変わらないやつです。
おじさんこういうの恥ずかしくて見てられないです(謎)。
誰か漫画化してください。

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