『0年転職』という社会現象を12回会社辞めた僕が語る【パート6】〜得意な職に就く〜
好きな仕事より得意な仕事。
このシリーズも佳境に差し掛かっていますが
結局、コレは言えます。
『好きな仕事よりも、得意な仕事に就け』
例えば、人と離すのが苦手な人は
恐らく営業に向いていません。
もし、その人がパソコンを物凄く早く打てる
のなら、プログラミングとか
文章の入力とかそういう仕事に就いた方が
心が楽でしょうね。
どうしても人は夢を見ます。
夢を見る事は悪くないし、むしろ
夢でも見なけりゃ、この世知辛い世の中
やっていけません。
ただ、好きな事が得意な事とは限らない。
いくら好きでも、
ある程度好きがカタチ(商品)にならなければ
それは仕事に出来ません。
ただ、だからと言って『好きをあきらめろ』と
いう事でもないんです。
『好き』に辿り着く為の方法論は
一つじゃないと思うんですよ☺️🍀
🍀まずは、得意な事をして軍資金を稼ぎ、
十分に整ったら『好き』に踏み出すとか。
🍀『好き』だけど、それを商品化する
知識や技能が足らない(自分だけで完結出来ない)
のであれば
協力者を募って、分担式にして
自分のある程度出来るパートだけして
成果は山分けするとか。
🍀副業的にものすごく小さく始めたり
技能が必要ならば、教室や学校へ行って
習ったり、
メンターみたいな人に教えを乞うたりして
地道にやっていくとか。
🍀キャンプファイヤーみたいな
クラウドファンディングに記事を出して
熱意を書き込み、応援してもらうとか。
🍀同じくSNS(X、インスタ、YouTube、
TikTok、ポコチャ他)でライヴ配信をしたりして
『軍資金くださーい!』とか『推しになって!』
みたいに呼びかけまくるとか。
🍀男性なら誰かのヒモになったり
女性なら足長おじさんを探して
その人達にパトロンになってもらったりとか。
🍀得意(だけど好きではない的)な
職業に就いてみて、
その仕事の中で自分の『好き』に繋がる要素
を見つけて、それを拡張してみたり
『好き』に繋げる試行錯誤をしてみるとか。
まぁ、どれもこれも恥ずかしかったり
面倒くさかったり
一歩踏み出すのに勇気は要りますよね。
ただ、成功者はほとんどと言っていい程
そういう誰もが嫌がるイバラの道を
通っているものです。
そもそも、一番自分がシックリ来る様な
職業なんてはじめから何処かに用意されて
いるなんて事はまず有り得なくて、
(だって既存の仕事は社長さんとか
あなた以外の他人が創った訳だから。
あなたに完全に合ったオーダーメイド品じゃ
ないんですよ)
本気で言えば、色んな自分の『好き』や
『得意』を掛け合わせて
自分でそういう仕事や環境を創り出していく
みたいな過程が必要なんですよね。ハイ。
すごいバチッ、っと納得しようと
思ったら、ですが。
自分をさらけ出したモノが勝つ。
というか、幸せになる🥰🌟
そういうのはありますよ。
みんな出来ればスマートにやりたい。
邪道ではなく王道で。
誰に対しても胸を張れる様な清らかな方法論で。
そりゃあ、それが出来れば
それに越した事はありませんし
それが一番発展するでしょう。
しかし、世の中そう甘くないし
自分をさらけ出さない人間に対して
応援してくれる人は付かない。
今どきで言うと霜降り明星の粗品さんなんか
非常にそういうのが上手いな、と
感心しますね。
さて、僕の物語に戻りましょうか。
僕は大阪に出てからコールセンターの仕事に
就きました。
多分、田舎ではコールセンターの仕事なんかに
辿り着けなかったでしょうね。
存在はしてるんでしょうけれども。
まぁ、今はだいぶ時代が変わったので
どうか分かりませんが。
(今、話しているのは10年ちょっと前の
話ですからね)
最初に就いたのは『発信』の仕事。
お客様の家に訪問する為のアポイントメントを
取る仕事でした。
田舎者の僕はほとんど何も理解して居なかった。
朝、職場に入ったら、引き出しから
沢山の人の住所や電話番号、名前の書いてある
リストを何枚か取って
上から順番にかけてゆく。
断られたらバツを書く。
ずっとその作業。
当然ですが、大抵は2秒でガシャン!、と
切られます。
でも、不思議なモノでずっと話が続く人も
たまに居て
なんだかんだで訪問をOKしてくれたり
するんですよね。
別に悪い事をする為に訪問する訳では
ないんですけど。
で、もうあえて書いているんですが
この僕が何枚か引き出しから取って来たと
言ったリスト。
これ、個人情報が思いっきり
流出しているんですよ。
世の中にはリスト屋という職業があるみたいで
そこの会社はその人達から
個人情報のリストを買っていたのです。
現代社会にプライバシーなど
もはや存在していないんだと思いました。
そして、僕は成績は悪くなかったのですが
そういうアレコレに嫌気が差して
無理矢理、辞めてしまいました。
世の中は闇が深いです。ほんとうに。。
その後は『受電』(電話を受ける側)
のコールセンターを何社か経験したりして
現在に至ります。
僕はしゃべるのが得意です。
この文章だって、何の下書きもせずに
口述筆記形式で自分で書いて居ます。
コールセンターはそれに加えて忍耐力や
多角的な視点、パソコンの打ち込みの技術なども
必要です。
幸い、僕は全部兼ね備えています。
しゃべりが上手いなんていうのは、…
ずっと話していても疲れないなんてのは…
コールセンターでは初期装備というか
当然、みたいなスキルなんです。
コールセンターって資格も無くて
すぐ就ける職業の中では割と時給が高いんです。
1,300円とか1,400円とかもらえます。
一日中おんなじ所へ座って
しゃべっているだけです。
多分、コンビニとかでレジ、接客、
各種支払業務のアレコレ、
品出し、消費期限のチェック、
バックヤードの管理、清掃とか
これ全部出来たらとんでもないスキルですよ。
…それでも、時給いくらでしょう?
1,100円とかいきますかね。
勿論、場所にもよるんだろうけど。
福祉系の仕事、…介護系、保育士とか
ほんとうに安い賃金です。
ほんとうは福祉系が一番高くても
良いくらいなのに。
コールセンターはたまにクレーマーに怒鳴られたり
しますが、しょせん電話越しですから
一生会う事はありません。
それを一日やってたら1万円近くもらえる。
ですから、沢山の応募が来るんです。
でも、みんなすぐに居なくなります。
どこの職場もそうだと思いますが
コールセンターもすぐ人が辞めます。
1日で辞める。
怒鳴られたりしたらへこんだり
逆にキレて喧嘩になったりする人も居ます。
僕は感情が元々薄いので
何を言われても全然平気なんですけどね。
認めたくないけれど
それだけ圧倒的な初期装備が無いと
現代社会ってだいぶ厳しくなってきて
しまっている。
『新人さん、お断り』😤🔥
そういう風潮ですよ。
でも、これね、何が問題って
当たり前ですけど新人が一切育たない訳です。
もっと言えば、『質の良い新人』ですね。
なにせ、人が育つには途方もない時間が
かかるんです。
それなのに、結局、昔からのベテランが
威張り散らかしていて
新人さんに『そんな事も出来ないの?』って。
まぁ、大昔の日本もあったと思いますよ。
でも、特に今の10代や20代は
(表向きは)かなりクリーンな環境で
育っているから
そんな闇をいきなりぶつけられたら
すぐ折れちゃうんですよ。
たまには反逆児の一人や二人くらい居て
職場を引っ掻き回すくらいのイベントでも
なけりゃあ
旧態依然としたまま、新陳代謝も起こらず
その職場はどんどんスノッブになって
前時代的な価値観のまま
取り残されて腐っていって
やがて潰れてしまうのですから。
そりゃあ、『0年転職』になるって🙄🧋
僕は最近、仕事漬けになるのが嫌で
しかも、そういう社会の闇に触れるのも
極力、嫌で
週4程度で働いて居るんです。
別に週5や週6で働かなくてもいいじゃない。
大好きで、寝る間も食べる間も惜しんで
やりたい!
みたいな仕事ならずっとやればいいけれど。
そうでないのならば、
週3とか週4に抑えて、
空いた時間で自分の趣味を追究したり
それをマネタイズする方法を考えて副業に
挑戦したりするっていうのは
どうでしょうか?
反逆精神の薄い、従順で繊細な現代っ子さんは
そういう戦略もありますよ、と。
実際、あなた達が悪い訳ではない。
社会が黒くて汚いと思います。
ほんとうはみんなが笑顔で、イジメなんてなく、
誰かが失敗しても補い合って
犯人探しなんてもってのほかで
そういうクリーンな社会が理想だし
そうあるべきだと思います。
でも、社会が変わるのを待っていても
いつになるか分かりませんから。
いいんだ。いい子ちゃんなんて辞めてしまって。
0年退職、0年転職、
大いに結構。
政府だって裏金とかって犯罪みたいな事を
やっているんだ。
みんなのお手本になる筈の人達が。
こんな無法地帯の弱肉強食のジャングルで
生きているだけですごいんだ。
今、あなたが生きていて、息をしていて
この記事をここまで読んでくれた。
それは奇跡です。
どうぞ、このまま生きてくれ!
そして、幸せになれ!🌞✨✨✨
『0年転職』という社会現象を
12回会社辞めた僕が語るシリーズ
完
続編ではないですが、
かなり関連する記事を書いてみました。↓
前回【パート⑤】の記事はこちら↓
この記事のシリーズを最初から
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