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【70代で売れた最強のゆっくり仙人画家『熊谷守一』】

熊谷守一という画家をご存知でしょうか?


1880年
大金持ちの家に生まれる。


24歳
東京美術学校(現在の東京藝術大学美術学部)を
首席で卒業するも

とんでもなく芸術家気質でのんびり屋だった為
売れる様な絵を描こうとせず
長きに渡って超貧乏な生活を送る。

絵のスタイルはマティスなどが生み出した
フォービズムという厚塗り系の油絵。



42歳で18歳下の地主の娘と結婚。
(相手の女性は再婚)

5人の子どもが生まれるが
貧乏すぎて内2人が病気で死亡。


52歳、80坪ほどの土地を借りて
小さな家を建てる。

58歳で初個展。しかし、油絵ではなく
墨絵(日本画)だった。



76歳、軽い脳卒中で倒れる。
それ以降、亡くなるまで(97歳没)の
約20年間

ほぼ家の敷地内から出ず
庭に出て、昆虫を観察して描いたりして過ごす。

70代に入って簡単な線と形で描くスタイルに
大きく画風が変化する。
ここから世間に徐々に注目されはじめる。



87歳、文化勲章の内示を断る。
理由は『人が来てほしくないから』


97歳没(1977年)
絵は死んだ年も普通にゆっくり
描いていた。

趣味:チェロやヴァイオリンを弾く、
周波数の計算

どうです?


めーーーーーーーーーーーーーっちゃゆっくり。
スローライフ🤗🧋


この人にとっての10年ってどんな感じの
意識なんでしょうね(笑)

現代人は1日とか2日とかを
自分の感覚で『ムダに過ごした!』とか
思ったら、
《ズーーンッ😰》と落ち込むのに。

熊谷守一先生を見よ!
10年なんてあくびして過ごしてるぜッ!🥱🍀


では、ご本人に登場してもらいましょうね。
どうぞ〜。↓

何月の撮影か知りませんが
恐らく冬なのでしょう。

安定のお休みモードです。

インタビュアーが
『仕事を再開されるのはいつ頃でしょうね?』
と聴くと

奥様「去年は5月頃でしたねぇ」

守一「寒い時はいけないんです」


半年しか仕事してねぇー。
(しかも、多分すごいスローペース)

一応、超貧乏生活してます。

馬鹿にしてる訳じゃないんです。
なんかある度に勇気をもらってるんですよ。

現代人がこのゆったりとした動画を
最後まで観る事が出来るか分かりませんが

こういう人生もあるんですよ、と。

『半年もムダにした!』
『10年引きこもった…オシマイだ…』
『もう40歳だよ。これから何すりゃいいんだ!』

とかって。

いやいや、熊谷守一の勇姿を見てちょうだいナ!

動画をちゃんと観てくださった方なら
分かると思うんですが
この人かなり頭イイですよ。

そして、この人の残した代表的な言葉ッ。

【ヘタも絵のうち】😉


上手は先が知れている。
ヘタはどうなるか分からないから
スケールが大きい。

…めっちゃパンクロックやん。


他にも、

『下品な人は下品な絵を描きなさい。
馬鹿な人は馬鹿な絵を描きなさい。
ヘタな人はヘタな絵を描きなさい。

自分を生かす自然な絵を描けばいい』

なんて事も言ってます。 

ムリしないってのが一番ですね😇


ではでは、今回はここまでです。
ありがとうございます。




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