私の移住先 〜なぜ松本市が良かったのか①〜
自己紹介にも書いた通り、長野県松本市は私にとって憧れの地でした。
それは10年近く前、大学時代にワンダーフォーゲル部で訪れた北アルプスの光景が今でも脳裏に焼き付いているからでした。
間違いなく人生で最も濃密な10日間だった。
30kg以上の荷物を背負い、雲の平や水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳、槍ヶ岳、奥穂高岳などを縦走した。10日間近い長期縦走にもかかわらず、1日も雨に降られることはなかった。毎日のように標高2000m以上から朝日を拝み、雲海や星空の美しさに圧倒された。(体はどんどん臭くなっていくが、)心が洗われていくのは分かった。
当時、荷物をできるだけ軽くするためカメラは持って行かず、バッテリーの節約のためにスマホでの写真はほとんど撮らなかった。それにもかかわらず、この10日間のことは今でも鮮明に覚えているし、きっとまたいつか来るからとその時なんとなく感じていたのかもしれない。
そして約10年の月日を経て、北アルプスを望むまち松本に暮らすことになった。
松本にした理由は、街として歴史や規模、文化、音楽、芸術、教育など色々ありました。何を軸にして考えてきたのか、少しでも参考になる内容を書いていきたいと思います。また、登山の経験は移住のきっかけにはなりましたが、家族のこと(妻、子ども、互いの両親)、仕事のこと、生活環境のことなど、実際には乗り越えるべき課題が数多くありました。みんなが納得いく形まで持っていくまでには時間がかかりましたが、紆余曲折を書いていきたいです。
新生活はスタートしたばかりですので、今後どうなるか分かりません。ここで書く内容が誰かの役に立つかどうかも分かりませんが、今後の行く末を見守っていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
以下はこれまでに行った山の写真集のコーナー(?)で、今回の話とは全然関係ありません。
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