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歌劇「インドの女王」序曲(パーセル)
ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。
さて、"本日のオススメ"は、パーセル作曲の『歌劇「インドの女王」序曲』です。(数字は4-32・名曲解説全集第4巻-P32)
ヘンリー・パーセル先生。1659年1695年(36歳)の、イギリス(イングランド)の作曲家ですね。
6年前に昨日のコレッリ先生が生まれ、前年には似た名前のトレッリ先生が生まれ、26年後に1685年トリオが生まれた、そんな時期です。
10歳ころには王室礼拝堂の少年聖歌隊の一員になり、15歳頃に変声期ので退くまで務めました。14歳でチャールズ2世の音楽随行員(無報酬)として活動をしています。
18歳ころには、チャールズ2世の宮廷作曲家兼指揮者に就任し、20歳ころにはウェストミンスター寺院のオルガニストにも就任。
23歳ころには王室付属礼拝堂の3人のオルガン奏者の一人に選ばれ、24歳ころには王室の楽器管理職に就任。
大出世の輝かしい経歴まっしぐらですね。
音楽好きだったチャールズ2世は、パーセル先生の才能をいち早く見出したようです。
そんな先生、36歳で亡くなります。早世です。
この短い生涯の中で、800曲ほどの曲を作ったとの事で、1685年トリオと同時代で活動していたら、どんな曲を生み出したんでしょうかね。
本日の曲は、『歌劇「インドの女王」序曲』。
別称、「トランペット序曲」。
パーセル先生はかなりトランペットを好んだようで、トランペット序曲と呼ばれる曲をいくつか残し、当時はまだ楽器そのものの制約(バルブ装置は、パーセル先生の没後100年以上して出てきます)があったにも関わらず、独奏的に扱った作品を多数残しています。
歌劇というよりは、「歌劇のスタイルによる劇作品」とのことで、第3幕の中間で演奏されたようです。
バリバリトランペットの曲ですね。
パーセル先生のトランペットの曲は、とてもイギリスの高貴な香りがして、とても好きです。いや、あくまでそんな雰囲気がする、というものですが。
もう30年近く生きていたら、トランペットのレパートリーがかなり増えたのかなぁと思うと、残念です。
本日の音源は、Collins Classicsさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。
本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。