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ワルツ「酒・女・歌」(J.シュトラウス)

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、J.シュトラウス作曲の『ワルツ「酒・女・歌」』です。(数字は5-34・名曲解説全集第5巻P33)


ヨハン・シュトラウス(Ⅱ世)先生。1825年-1899年(73歳)の、オーストリアの作曲家でしたね。

ポルカ「うわき心」の回ワルツ「美しく青きドナウ」の回に続いて、3回目の登場ですね。


「酒と女と歌を愛さぬ者は、生涯馬鹿で終わる」という、ルター先生(あの宗教改革でおなじみの)の言葉を基にしてジョセフ・ベルさんが書いた詩に、J.シュトラウス先生が音楽をつけた作品。らしい。


元々は、ウィーン男声合唱協会から依頼された、合唱付きの作品でしたが、最近は管弦楽のみで演奏される機会が大半のようです。

なんと、J.シュトラウス先生の親友だったブラームス先生とワーグナー先生(この2人同士は仲良くなかったですが…)が、共に、J.シュトラウス先生の作品で1番好きだった曲だそうです。


J.シュトラウス先生にしては珍しく長いイントロダクションを持ちますが、最近は大幅なカットで、イントロダクションの終わりの方から演奏される機会が多い。


実際に聞いてみると、短いバージョン慣れているので全く違う曲の感じがしますね。

『美しく青きドナウ』や『ウィーンの森の物語』の雰囲気のような穏やかな導入で始まります。聞き慣れてないから、まさか後半あーなるの??という感じですね。

緩やかに導入され、シュトラウスワールドに入っていく感じですが、テンポアップして、行進曲風になり、いよいよ本番。

確かに、ワルツ目当てで来てる方々には、導入長いかも。


4つの小ワルツが展開されます。

なるほど、1曲の中にテーマの違う4つのワルツが入ってるんですね。それぞれダイブ雰囲気が違います。


とても良い時間が流れます。

しかし、ブラームス先生とワーグナー先生が1番と言うのは、どんなところが優れているのかは、専門家たちにお任せして、我々は、ワインを飲みながら音楽を聞いて談笑しましょうかね。


本日の音源は、所蔵のペーター・グート指揮/ウィーン放送交響楽団の演奏を聴きながら書き進めてきました。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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