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チェロ協奏曲第2番ホ短調(ポッパー)
いらっしゃいませ。
ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。
さて、"本日のオススメ"は、ポッパー作曲の『チェロ協奏曲第2番ホ短調』です。(数字は9-395。名曲解説全集第9巻P394)
ダーヴィト・ポッパー先生。1843年-1913年(70歳)のオーストリア・チェコの作曲家ですね。
どちらかというと、チェリストとしてかなり有名だそうで、19世紀後半の最大のチェロの名手だそうです。
グリーグ先生と同じ年の生まれです。
音楽教師を親に持つ環境で生まれ、のちにプラハ音楽院でチェロを学びます。22歳でチェリストとしてデビューし、各国でコンサートを開き、大成功を収めます。
ビューロー先生も絶賛。ウィーン宮廷歌劇場の首席チェロ奏者、ブダペスト音楽院教授を歴任します。演奏活動に専念するため退団したあとも、ヨーロッパ各国で演奏活動を行っています。
そんな先生は、もちろんチェロの曲を多く書いており、その数100曲を超えます。チェロの特性を生かした、魅力と演奏効果に富む曲が多いそうです。
協奏曲は4曲残していのますが、難易度の高い個所を随所に含みながら流麗で豊かな旋律をもつ本日の曲『第2番ホ短調』が現在でも演奏・録音の残る人気な曲。
曲は3楽章構成で、伝統的なつくりをしていて、聞いていてとても心地良い曲です。オーケストレーションも決して悪くありません。
いかんせんチェロが素晴らしい。
初演は先生ご自身がソリストとして演奏したようですが、ぜひとも聞いてみたかったですね。
ちなみに1番も聞いてみましたが、悪くないんですけどね。
本日の音源は、HarpsichordMさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。
本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。