ミサ曲 第2番 ホ短調(ブルックナー)
いらっしゃいませ。
ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。
さて、"本日のオススメ"は、ブルックナー作曲の『大ミサ曲第2番』です。(数字は22-440。名曲解説全集第22巻P438)
アントン・ブルックナー先生。1824年-1896年(72歳)の、オーストリアの作曲家。
ブルックナー先生、なんかスゴい長命な感じだと思っていましたが、なんだか印象に過ぎなかったのかもしれません。
ここで、本日までの当店紹介作曲家の、長命ランキング~♪
なんと、22名の作曲家先生に対し、同率11位。
バーンスタイン先生と同じ年齢で亡くなってるんですね。
なんか、ねぇ。
ブルックナー先生は、遅咲きで有名な方ですね。
31歳頃で、、ひょんなことから(実力はあった)大聖堂のオルガニストに就任。
どうやら、ミサにおいては即興演奏をしなければならないらしく、優れた演奏家だけでなく、優れたフーガの作曲もできる人だったようです。
31歳から39歳まで、改めてちゃんと作曲を学びたいという事で、和声法と対位法、楽式や管弦楽法などを学んびました。
これらの成果として、管弦楽作品の作曲が38歳頃から始まっています。00番は39歳ころですね。
それまでも、オルガン曲・歌曲・合唱曲などは作曲していたようで、室内楽曲もほぼ同じような時期から書き始めているようです。
本日の曲は、「ミサ曲」。
ミサ曲
カトリックの典礼歌。お祝い。
キリエ,グローリア,クレド,サンクトゥス,ベネディクトゥス,アニュス・デイなどの通常文を歌詞として、その文に付けられた曲を、ミサ曲と呼ぶそうです。
ブルックナー先生は、ミサ・ソレムニスを含めてミサ曲を5曲作曲しているようですが、この曲は、その4番目の曲で、42歳頃の作品。
混声合唱と、管楽のみのオーケストラにより演奏されます。
オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット、トロンボーン。
実際、「混声合唱と管楽アンサンブルのミサ曲」なんですけど、聞いて思う印象と全然違いますね。
ミサ曲と言ったら、イメージ、モーツァルトのような管弦楽しっかりみたいな感じなわけですね。それが、数本の管楽器による、実質アンサンブルみたいな編成の曲なわけです。
ブルックナー先生、ただものではなかったようです。
最近では、木管の本数は倍になっている事が多いようですが、確かにその方が良いかもしれません。ブルックナー感、この編成でも出ちゃいますね。なんか、大きめの編成の音楽を聴いているような、そんな感じがします。
本日の音源は、YouTubeの「chor eno」さんのチャンネルの演奏を聴きながら下記進めてきました。
本日もご来店いただき、誠にありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。