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小交響曲 変ホ長調(グノー)
いらっしゃいませ。
ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。
さて、"本日のオススメ"は、グノー作曲の『小交響曲 変ホ長調』です。(数字は2-23。名曲解説全集第2巻P23)
シャルル・グノー先生。1818年-1893年(75歳)の、 フランスの作曲家ですね。
翌年に、オッフェンバック先生がお生まれになり、5年前にヴェルディ・ワーグナー両先生がお生まれになった、そんな時期です。
ピアニストだった母に音楽の手ほどきを受け、着実に音楽の才能を育んでいきます。
その後、パリ音楽院で学び、のちにカンタータでローマ大賞を受賞。敬虔なカトリック信者だったグノー先生は、特に初期にはミサ曲やモテットなど教会音楽を多く作っていたようです。
25歳ころには教会オルガニスト・合唱指揮者に就任。
37歳ころには『聖チェチェーリアのための荘厳ミサ』が発表されると世間の注目を浴び、人生の転機となります。このころから管弦楽曲も手掛けるようになり、41歳のころには歌劇『ファウスト』が完成し、大成功をおさめます。
『ファウスト』と『ロメオとジュリエット』でオペラ作家として不動の地位を得たグノー先生が書いた器楽曲が、本日の曲『小交響曲 変ホ長調』です。
先生、67歳ころの作品。交響曲を2曲残していますが、36歳・38歳の時に書かれており、本日の曲は晩年に近いころに作られた曲となります。
フルート、オーボエ2、クラリネット2、ホルン2、ファゴット2で編成されている、20分ほどの作品。
木管五重奏と同じ楽器群ですが、人数はほぼ倍ですが、人数の相違もありますが、構成がやはり小とはいえ交響曲の名を冠しているいるだけあって、とても充実した曲です。
曲の雰囲気も明るく優しい感じで、木管楽器の音色にとてもよく馴染みます。
もっと有名になってしかるべき作品かと思います。
本日の音源は、France Musiqueさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。フランス放送フィルハーモニー管弦楽団の木管セクションです。良い演奏です。
本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。