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チェロと管弦楽のためのヘブライ狂詩曲「シェロモ(ソロモン)」(ブロッホ)
いらっしゃいませ。
ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。
さて、"本日のオススメ"は、J.S.バッハ作曲の『チェロと管弦楽のためのヘブライ狂詩曲「シェロモ(ソロモン)」』です。(数字は10-60・名曲解説全集第10巻P60)
エルネスト・ブロッホ先生。1880年-1959年(78歳)の、スイスの作曲家ですね。
ピッツェッティ先生と同じ年に生まれ、前年に滝廉太郎先生・レスピーギ先生が生まれ、翌年にバルトーク先生・エネスコ先生が生まれた、そんな時期です。
ジュネーブに生まれたユダヤ人。
本日の曲もそうですが、ブロッホ先生は、ユダヤ人として精神的な探求による曲作りをしていった方。
ブリュッセル音楽院でイザイ先生に学び、その後フランクフルト、ミュンヘンで作曲を学びます。
32歳ころからは、ユダヤ音楽をテーマにした作品を発表しますが、現在でも演奏されているのは、この時期の作品のようです。
36歳ころにはアメリカに移りますが、移ったのちは教育者として活躍。
作曲の時期により、R.シュトラウス先生やドビュッシー先生の影響を受けたり、新古典主義的音楽を作ったり、無調的な要素も見られたり。
本日の曲『チェロと管弦楽のためのヘブライ狂詩曲「シェロモ(ソロモン)」』は、先生36歳ころの作品です。
なるほど、R.シュトラウス先生的な感じ、わかります。箇所によりますけど、アルペンシンフォニーっぽいなぁ、っていう箇所が確かにありました。ほかの部分でも、R.シュトラウス先生風の響きは、何箇所も出てきますね。
そして、狂詩曲なので、面白く展開していきます。
もちろん協奏曲ではないので、チェロの出番は少ないですが、曲としてはとても面白く聞ける曲です。
なるほど、構成的にはR.シュトラウス先生の『ドン・キホーテ』みたいな感じなんでしょうかね。
そういう意味でも、やはりR.シュトラウス先生の影響は強めなのかもしれません。
本日の音源は、北山博さんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。バーンスタイン指揮/ロストロポーヴィチVc/フランス国立管の演奏のようです。
本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。