合奏協奏曲 第2番 ヘ長調(コレッリ)
ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。
さて、"本日のオススメ"は、コレッリ作曲の『合奏協奏曲 第2番 ヘ長調』です。(数字は8-29・名曲解説全集第8巻-P29)
アルカンジェロ・コレッリ先生。1653年-1713年(59歳)の、イタリアの作曲家ですね。
コレッリ先生、意外と初めての登場だそうで。
パッヘルベル先生と同じ年の生まれ、大バッハ先生などの1685年トリオが生まれるのは、32年後のお話。
13歳でヴァイオリンを習い始め、17歳ではアカデミア・フィラルモニカという音楽機関の会員になります。
19歳で最初の成功を収め、22歳にはローマの教会ヴァイオリニストに就任しました。
26歳ころにはオペラの指揮をし、その後バイエルン選帝侯で、さらにスウェーデン女王クリスティーナ、ピエトロ・オットボーニ枢機卿、モデナ公、オットボーニ枢機卿、パンフィーリ枢機卿など、ヨーロッパ各地での庇護のもと、音楽活動を進めていきました。
作品数は少なめで、基本的には6つの作品集にまとめられています。
指揮活動としては、ヘンデル先生の作品も指揮したようです。
影響力は大きく、ヴァイオリンの奏法はかなり重要で、ヴァイオリニストの教師としてかなり業績を残しています。作曲分野でも、大バッハ先生、ヘンデル先生、ヴィヴァルディ先生などにも、大きな影響を与えました。
そんな先生の作った本日の曲『合奏協奏曲 第2番 ヘ長調』。
合奏協奏曲(Op.6)は、12曲で構成されています。その中の2番が本日の曲です。
恐らくこの作品の中で最も有名なのは、第8番の「クリスマス協奏曲」かと思いますが、今日は2番です。
4楽章構成ですが、全体通して10分強。
1楽章が4分ほどのボリュームがあり、いくつかのテーマがあり、テンポも変化し、1楽章終わってるの??と思いながら1楽章が過ぎていきます。この書法は教会ソナタや教会コンチェルトのもとになった古いカンツォーナのスタイルを残しているものだそうです。
ちなみに2楽章と3楽章の終わりはわかりやすいです。
なるほど、冒頭部分などを聞いていると、ヴィヴァルディ先生の四季を彷彿とさせますね。実際にはヴィヴァルディ先生がコレッリ先生の影響を受けているわけですが。
大変聞き心地の良い曲です。
本日の音源は、nunu hommeさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。
本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
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