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交響的印象「スペインの庭の夜」(ファリャ)

いらっしゃいませ。

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


久しぶりの開店です。
しばらく、不定期の開店になりそうです。


さて、"本日のオススメ"は、ファリャ作曲の『交響的印象「スペインの庭の夜」』です。(数字は6-248。名曲解説全集第6巻P248)


マヌエル・デ・ファリャ先生。1876年-1946年(69歳)の、スペインの作曲家でしたね。


本日は、『交響的印象「スペインの庭の夜」』。

ファリャ先生、40歳ころの作品。


構想自体は、34歳ころ。

31歳ころ~38歳ころ、先生、パリに滞在しています。

という事で、パリ滞在中に構想し、パリから戻ったあとに完成したという事になりますね。


ファリャ先生、スペインの国民主義作曲家とされていますが、このパリの経験は大きくこの曲に影響をしています。

とはいえ、「スペインの夜の庭」という事で、おもいっきりスペインのはなし。先生が好んで使っていた、南スぺインのリズムやメロディ、民族音楽の調性などが用いられています。

なるほど、この地区は以前アラビアが統治していたころの影響が出ているようで、この曲のキャラクターに大きな影響を与えています。


ピアノと管弦楽のための音楽。

曲は3つの楽章で構成されています。

1.ヘネラリーフェにて

2.遠くに聞こえる舞踏

3.コルドバの山の庭にて


初演時のピアノ独奏は、ファリャ先生ご自身だったそうです。


曲は、冒頭、火祭りの踊りを想起させるような和音感で、ファリャ先生の曲らしさを感じます。ラヴェル先生やドビュッシー先生の香りを充分に醸しつつ。印象主義的な影響は、かなり強い感じがします。

3つ目、ピアノ独奏がすごい。

特に本日の映像は、見ごたえもあります。


本日の音源は、EuroArtsChannelさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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